星空日誌「つぶやき」

笠井トレーディングのBLANCA-150SED

先日、笠井トレーディングから、口径15センチの2枚玉アポクロマート「BLANCA-150SED」が発売開始されました。株式会社オハラのFPL-53ガラスが使用されていて、398,000円(税抜き)とリーズナブルな価格なので、注目を集めているようです。

BLANCA-150SED

口径15センチの2枚玉EDアポクロマートと言えば、国際光器が販売しているAPM社製のZTA152鏡筒が思い浮かびます。こちらは、FPL-51採用のレンズで、433,334円(発売開始当初は398,000円でした)です。収差特性図を比較してみると、BLANCA-150SEDの方が色消し性能は一段上でしょうか。

気になるのは実際の見え味ですね。星祭りなどで見かけたら、是非、星像を確認してみたい鏡筒です。

高橋製作所のレア望遠鏡

タカハシFSQ-130EDの受注終了の報を聞いて、高橋製作所の過去の天体望遠鏡を思い返してみました。すると、個人的にレア望遠鏡とも呼べる製品(市販品)がいくつか思い浮かびました。

まず、3枚玉アポクロマートシリーズの一つ、FCT-65鏡筒です。FCT-65は、FCTシリーズの最小口径です。FCT-76は今でも実機を見かけることがありますが、FCT-65は見たことがありません。

当時の価格は、FCT-65が142,500円のところ、FCT-76が159,000円と、価格差が小さかったので、FCT-65は人気がなかったのかもしれません。

タカハシが製造した唯一のシュミットカセグレン鏡筒「TSC-225」も珍しい望遠鏡でしょう。セレストロンやミードのシュミカセがF10のところ、F12という余裕のある設計で、今でもコレクターから人気のあるモデルです。鏡筒の後側に換気口が設けられていたのが特徴でした。

タカハシ FC-100N

タカハシの屈折望遠鏡「FC-100N」は、FCシリーズの中で唯一の長焦点F10モデルで、眼視観望派には今でも人気の高いモデルです。上は1992年当時の協栄産業の広告ですが、この時は、ビクセンのSP赤道儀とセットで台数限定で販売されていました。今なら購入したい人もいるかもしれませんね。

こうして思い返してみると、高橋製作所は過去に様々なタイプの鏡筒を製造していますね。きっとこれらの試みが技術の積み重ねにつながり、現在のTOAシリーズやFOA-60のような、他に類を見ない高性能機の開発につながったのでしょう。

FSQ-130EDの受注終了は残念ですが、今後も魅力的な新製品が発表されるのを楽しみにしています。

タカハシ FSQ-130EDの受注終了

本日、高橋製作所が、タカハシ FSQ-130ED の受注終了を発表しました。

FSQ-130EDは、像面湾曲、非点収差、倍率の色収差を徹底的に抑えた高性能望遠鏡です。2014年冬の公式発表前から、FSQ-106EDの大口径バージョンが登場するという噂が、海外のフォーラムを中心に飛び交っていたのを覚えています。

FSQ-130ED

実際にFSQ-130EDが発表されると、100万円を超えるプライスタグに驚きました。今年の4月にはCCA-250を超える価格に改訂され、さらに手の届かない存在になっていました。

FSQ-130EDの発売が開始されたのは2015年の春ですので、実質4年という短命の天体望遠鏡になってしまいましたね。きっと所有者も少ないと思いますので、いつか、幻のタカハシ望遠鏡として語り継がれるようになることでしょう。

モノクロフィルムが再生産

6月10日、富士フイルムが、黒白フィルム「ネオパン 100 ACROS II」を発表しました。35mmサイズとブローニーサイズで、今年秋に発売される予定です。

ネオパンと言えば、昔、ネオパン400を使って、月面を撮っていたことを思い出します。モノクロフィルム独特の階調だけの世界は、デジタル世代にとっては新鮮で魅力的でしょうね。モノクロフィルムの再生産発表は、最近、銀塩カメラが再び注目されているのも影響したのでしょう。



上の写真は、天体写真に愛用されていた銀塩カラーフィルムです。学生の頃、サクラカラーSR1600や、この写真に写っているコニカGX3200にはとてもお世話になりました。GX3200は、まだ一本だけ残っているのですが、もう使えないでしょうね。

追記:中古撮影機材のページに、BORG76EDの中古品を追加しました。ご興味ございましたら、お問い合わせいただければ幸いです。

Mewlon-300CRSについて

タカハシMewlon-300CRSの展示品が、スターベースで特価(税込 1,463,000円)で販売されています。そのためだと思いますが、ミューロン300についてのご質問をいただきました。返信できませんので、こちらで回答させていただきます。

1.遠征に一人で運搬できるかどうか。
以前は、遠征に持ち出していましたが、重さが約27キロあり、鏡筒径も大きいため、かなり大変です。そのため、近頃の遠征ではもっぱらMewlon-250CRSばかり使用しています。

2.AXD赤道儀に掲載できるか。
無理だと思います。タカハシEM-400は必要ではないでしょうか。私はペンタックス MS-5赤道儀に載せて使用しています。

3.良く見えるか。
月や惑星を見ると、Mewlon-250CRSと比べても像は明るく、一段と解像感が増すように感じます。アイピースにも左右されますが、視野全面にシャープな像を結びます。ただ中心像だけを考えると、CRS化されていないμ-300の方が、若干ですが、像が鋭く感じました(ミューロンはコマ収差が大きいので、実用を考えるとCRSがお勧めと思います)。

4.光軸について
非球面鏡を使用しているBRC-250などと比べると、光軸合わせは容易だと思います。また、車で運搬すると、副鏡の傾きが若干ずれます。そのため、毎回、現地で、星像を見ながら副鏡の調整を行う必要がありました。主鏡の光軸は運搬時もずれたことはありません。

5.鏡筒バンドの形状は?
Mewlon-300CRSの鏡筒バンドは、上下分割式です(なんと、鏡筒バンドだけで税込12万円もします!)。バンドの両側をM10ネジで締め付けるようになっています。特に使いづらいと感じたことはありません。ちなみに、ε-250と鏡筒径が同じですので、ε-250のバンドを流用することも可能です。

以上、ご参考になれば幸いです。

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