星空日誌「つぶやき」

特別仕様のユニテックSWAT-350

高精度ポータブル赤道儀SWATシリーズでお馴染みのユニテック株式会社から、「V-spec」と名づけられたSWAT-350とSWAT-310が発表されました。



V-specバージョンの赤道儀には、ユニテック社独自のPECを搭載して、追尾精度を約20%アップしているそうです。もともとSWATシリーズは追尾精度が良いと評判でしたが、更に良くなるということで楽しみですね。高精度により磨きがかかった特別仕様機といえそうです。

なお、既存ユーザー向けにV-specの改造も受け付けています。実は、私のSWAT-350は一足早くV-spec仕様に改造していただいたのですが、改造後、全く晴れないため、まだ実写できていません。早く秋晴れの天気に恵まれてほしいですね。V-specの詳しい内容については、ユニテック社のブログをご覧ください。

FC-76Dで撮影したアンドロメダ大銀河

FC-76DCにFS/FCマルチフラットナーを取り付け、ニコンD810Aで撮影したアンドロメダ大銀河の写真です。



ノートリミング画像ですが、アンドロメダ大銀河がバランスよく収まりました。アンドロメダ大銀河の全景を入れるなら、このぐらいの画角(焦点距離約500ミリ)で写すのが、バランスが良いですね。

下は、上の画像の一部を拡大した画像です。2枚コンポジット画像を強調したので、ノイズが盛大に出ていますが、暗黒帯部分の解像感など、口径76ミリであることを考えるとよく写っていると思います。銀塩フィルムの頃なら、口径20センチ以上の望遠鏡で写したくらいのイメージです。



最近、以前にも増して一晩中快晴という夜が少なくなってきているように思います。大きくて重い撮影機材を苦労して設置した後に曇るとショックも大きいので、天候が不安定な夜には、FC-76DCぐらいの大きさの機材が気軽でいいですね。

FS/FCマルチフラットナーと76Dフラットナーの星像比較

タカハシFC-76DCに、新旧フラットナーレンズ(76DフラットナーとFS/FCマルチフラットナー1.04x)を取り付け、星像を比較してみました。カメラは、35ミリフルサイズのニコンD810Aを用いました。



まず、写野の中心星像の比較です。星像はどちらもシャープで、ほぼ同等の結像性能と思われます。なお、異なる夜に撮影した画像ですので、気流やガイドの関係で星像の形や大きさが若干異なる点はご了承ください。



次に、35ミリフルサイズの隅の星像です。ぱっと見た印象では、どちらの星像もほぼ円形を保っています。しかしよく見ると、FS/FCマルチフラットナーの方が色ズレが少なく、よりシャープに感じます。



最後に、APS-Cサイズ隅の星像比較です。画像をご覧いただくと一目瞭然ですが、FS/FCマルチフラットナーで写した写真は星が真円を保っていますが、76Dフラットナーで写した写真は、放射状に星像が伸びてしまっています。



以上の比較結果から、旧型の76Dフラットナーに比べて、やはり新型のFS/FCマルチフラットナーの方が結像性能が優秀であることがわかりました。旧型と比べて価格は上がりましたが、これから購入するなら新型のFS/FCマルチフラットナーがお勧めでしょうね。

なお、スポットダイアグラムでも感じていましたが、FC/FSマルチフラットナーは現行品の中では、FC-76Dとの相性が特に良さそうだと思います。

ビクセン創業70周年

今日から10月です。消費税が8%から10%にアップされますね。望遠鏡は高額な製品が多いので、2%と言えども影響が大きく、高額商品の売れ行きが鈍るかもしれません。

消費税増税前の駆け込み需要はそれほど大きくならなかったようですが、私は、タカハシFC-76D用のレデューサーを購入しました。少し前にFS/FC用のフラットナーも手に入れていましたので、FC-76D用の補正レンズが揃ったことになります。あとは天候の回復を待つのみです。

FC76D

また、天体望遠鏡メーカーのビクセンは、今年の10月で創業70周年を迎えたそうです。1949年、光学製品の卸売りを個人事業で始められてから70年、今や日本を代表する望遠鏡メーカーの一つですね。近年は、星空イベントにも力を入れられ、多方面でビクセンの名前を良く耳にします。これからも親しみやすい望遠鏡メーカーとして、魅力的な製品を送り出してほしいです。

ちなみに私がはじめて購入した赤道儀式天体望遠鏡は、ビクセン製のニューポラリス型でした。私が子供の頃は、百貨店(デパート)に天体望遠鏡がよく並べられており、私も阪急百貨店で両親に購入してもらいました。それからウン十年、今では見かけなくなった天体望遠鏡メーカーも多い中、ビクセンはますます第一線で活躍されていますね。

タカハシのFSとFCシリーズ

星ナビ2019年10月号は「タカハシの屈折望遠鏡」特集でした。過去から現在までのタカハシ製屈折式望遠鏡が系統ごとに分けて説明されているので、各鏡筒の光学系の違いがよくわかりました。

昔からの天文ファンには、「高橋製作所と言えばフローライト屈折」というイメージがあると思います。タカハシは、1977年に口径9cm、F11の三枚玉フローライト屈折を商品化しました。1981年には、FC-100をはじめとした、2枚玉フローライトレンズ(フローライトが後玉)のFCシリーズを発表し、高橋ブランドを確立しました。

FS-128鏡筒

1994年、FCシリーズの後継機として、フローライトレンズを前玉に置き、フラウンホーファー型を採用したFSシリーズが発表されました。フローライトレンズを前玉におくことで、FCシリーズに比べて光学性能が向上し、特にレデューサー使用時の諸収差を良好に補正できるようになった、とメーカーがアナウンスしていた記憶があります。

現在は、デジタル対応したFC-76DとFC-100Dが販売されています。諸収差が減るなら、前玉フローライトのFSタイプの方が光学性能面で有利だと思うのですが、何か事情があるのでしょうか。いずれにせよ、今後も高橋の屈折望遠鏡には目が離せませんね。

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