星空日誌「つぶやき」

八塔寺星まつり 2014

八塔寺星祭先週末の土曜日、岡山県備前市の八塔寺にて、星まつりが開催されました。八塔寺は天体撮影でよくお邪魔している場所です。今回、八塔寺初めての星まつりが開催されると聞き、お手伝いがてら天文イベントに参加してきました。

八塔寺は、星空が綺麗な場所として知られている場所です。瀬戸内気候で晴天率も高いので、新月前後になると多くの天文ファンが集まります。その八塔寺の綺麗な星空を多くの人に知ってもらおうということで、今回の星まつりイベントの開催となったということです。

まだ明るいうちに星まつりイベントの観望会会場に到着すると、西明石天文同好会や岡山アストロクラブの皆さんが持ち込んだ天体望遠鏡が所狭しと並べられていました。今回の観望会の最大の機材は40センチの反射望遠鏡で、その他にも双眼望遠鏡やベルト駆動式の最新型赤道儀など、観望会が始まるまでの間、機材談義に花が咲きました。

観望会が始まると、星まつり参加者の皆さんがメイン会場から観望会会場に移動してきて、星空観望が始まりました。時折雲が通過するあいにくの天気でしたが、望遠鏡での観望にはそれほど影響がない空です。土星や球状星団を見た参加者の皆さんからは歓声が飛び交い、観望会は星まつりの閉会まで賑わいました。星まつりだけに、星空を見ることができて本当に良かったです。来年も同じ時期に開催される予定とのことでした。星空の綺麗な場所で開催される貴重な星まつりだけに、これからも続けていって欲しいですね。

月と金星のランデブー

月と金星のランデブー今日の早朝、明るく輝く金星に、新月を2日後に控えて細く輝く月が接近しました。2つの天体の間隔は約5度。視野7度の双眼鏡の視野に収まる距離です。左はその月と金星のランデブーを捉えた写真です(画像をクリックすると、ギャラリーの大きな画像が開きます)。

昨晩の天気予報は良かったのですが、日中、太陽の熱で暖められた空気が上昇したためか、夜になると全天に雲がかかってしまいました。風の吹かない暑い夜で、雲は真夜中でもとれず、今朝の月と金星のランデブーはほとんど諦めていました。しかし、駄目元で午前4時に起きて外に出てみると、薄明が始まった空には星が輝き、東の空で金星と月が近づいています。あわてて機材を用意して撮影したのがこの一枚です。

梅雨が明けて以来、昼間は倒れそうになるほど暑いですが、太陽が昇る前の空気はすがすがしく、月と金星のランデブーも見れたお陰で、ちょっと得した気分になりました。今日の日中も昨日以上に暑くなる予報です。熱中症や日射病に気をつけて、一日乗り切りたいですね。

梅雨明けとアイピース

Explore Scientific昨晩は天気が良さそうだったので、機材の調整がてら近場の山に星見に出かけました。しかし、到着したときは快晴だったものの、西から雲がやってきて、22時過ぎには全天雲に覆われてしまいました。梅雨は明けたようですが、夜の天気は気まぐれですね。

天候は残念だったものの、天体望遠鏡で久しぶりに星空観望することが出来ました。こと座のリング星雲M57は、ドーナツ状の形がよくわかりましたし、亜鈴星雲の特徴ある形も興味深かったです。二重星を確認すると気流が良さそうだったので、明け方まで晴れてくれれば、東から昇ってきた月を観望したかったところです。

今回の観望には、画像のExplore Scientific社の40mmアイピースを使用しました。Explore Scientificのアイピースは視野が広く、性能と価格のバランスがよいので天体観望ファンに人気があります。最近は見かけ視界が100度を超える超広角モデルも発売されていますが、このアイピースは68度のモデルです。それでも私が普段使用している、ミードのプローセル低倍率アイピースと比べると視界が広く、星像も隅までシャープで実に気持ち良く観望できました。

それにしてもこのアイピースは大きいです。小さな望遠鏡の対物レンズセルほどの大きさで、手に持つとズッシリと重さが伝わってきます。右のビクセンのLVアイピースと比べると、その大きさがよくわかりますね。

冷却改造デジ一眼の未来は

冷却デジ一眼週間天気予報を見ると、来週月曜日前後からお日様マークが並んでいます。いよいよ梅雨明け近しでしょうか。週末はアルミケースで眠っていた機材を出して、調整しておこうと思っています。

夏の夜は暖かいので、一晩中天体観測をしていても身体が冷えず、過ごしやすいのですが、デジカメのノイズが増えるのが厄介です。高度1000m前後の山の上でも気温が25度前後あることもあり、この暖かい空気の中で長時間露出を行うと、元画像はノイズだらけです。このノイズは、ノイズリダクションしても完全には取り除けません。

このデジカメの弱点を克服したのが、冷却改造されたデジタル一眼レフカメラです。冷却装置の電源を入れると、センサーの後ろに取り付けられたペルチェ素子の働きで、撮像素子の温度が外気温から20度前後下がります。真夏でも冬に撮影したようなノイズの少ない滑らかな画像が得られるとあって、天体写真ファンに人気のあるカメラです。

冷却改造される元のカメラには、主にキヤノンの中級デジタル一眼レフカメラが使われてきました。キヤノンEOS40Dの冷却モデルが登場した後は、EOS50D、EOS60Dと改造モデルが登場しましたが、キヤノンEOS70Dには冷却モデルが登場せず、既に1年近くが経過しています。新型センサーの構造上、冷却改造が難しいためのようですが、このままいくと、EOS60Dが冷却改造デジ一眼の最終モデルになるかもしれませんね。

統計で比較、星景写真に人気のデジタル一眼

キヤノンEOS6D梅雨空が続いていますが、今夜は少し星が見えています。例年、近畿地方の梅雨明けは7月20日前後なので、そろそろ梅雨が終わる時期でしょうか。27日が新月なので、その週末までには梅雨が明けてほしいですね。

ところで、星空と風景を一緒に写した星景写真は、今ではネイチャーフォトの一分野とも言えるほど一般的になりました。昔は天体望遠鏡を使った観望から天体写真の世界へという流れだったように思いますが、現在は、星景写真から天体撮影の世界に入ってくる方の方が多いのかもしれません。

星景写真を撮るにあたって、まず気になるのが機材の選択です。中でもデジタル一眼レフカメラは、毎年のように新機種が発表されているので、どの機種が星景写真に向いているのか悩むところです。このようなときに参考になるのが、天文雑誌の読者のギャラリーの撮影データーです。中でも月刊誌の星ナビは星景写真に力を入れているので、ギャラリーの全作品数に占める星景写真の割合も高く、カメラ選択時の貴重な資料となります。

そこで、手元にあった星ナビ2009年1月号〜2014年8月号のデーターを年毎に集計し、一覧にまとめ、どのようなデジタルカメラが使われているのかを調査してみました。感覚的に「キヤノンのフルサイズ機種が人気だろう」と思っていましたが、この統計によって、その予想が裏付けられると共に、年によって人気の機種が変わっていく様子もわかりました。集計結果は「星景写真に人気のデジカメ」というページにまとめていますので、是非ご覧になってください。

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