星空日誌「つぶやき」

昨夜のウィルタネン彗星

昨夜、ウィルタネン彗星(46P)の撮影のため、八塔寺まで出かけてきました。

ウィルタネン彗星

上が、昨夜、撮影したウィルタネン彗星の写真です(未処理画像です)。緑色の核は大きく広がっていますが、尾は写っていませんね。尾が写らないのは、彗星と地球との位置関係にもよるのかもしれません。

下は、彗星の部分だけをトリミングした画像です。

彗星の核

拡大画像を見ても尾はよくわかりません。ただ彗星自体は明るく、口径4センチの双眼鏡でも核の広がりがよくわかりました。肉眼でも、彗星の位置がわかれば、ボンヤリとした姿を確認できました。週末にかけて、すばるに接近するので楽しみですね。

なお、撮影には焦点距離400ミリのビクセンVSD100望遠鏡と、35ミリフルサイズデジカメ ニコンD810Aを使用しました。核の広がりが大きいので、200ミリ前後の望遠レンズでも、撮影を楽しめそうですね。

AXJ赤道儀用のエンコーダー

ビクセンから、AXJ赤道儀用の両軸エンコーダーが発売開始されました。2年前のCP+の会場で注目を集めていたエンコーダーがついに登場です。

エンコーダーを取り付けるメリットは、赤道儀のクランプを緩めて手動で鏡筒の向きを変えた場合でも、望遠鏡の向きを星図上に表示できることです。AXJ赤道儀の場合は、更に、追尾状況も検知し、高精度追尾も実現しています。

AXJ用エンコーダー

エンコーダーの希望小売価格は19万円と高額ですが、機能を考えると魅力的なオプション機器のように思います。

赤道儀用のエンコーダーと言えば、昔、パルステック社のアストロスケールが人気を集めました。私も所有していますが、デジタル表示器が故障してしまいました。

アストロスケール

当時、エンコーダーは、あくまで導入支援装置という位置づけで、赤道儀の追尾精度を向上させる機能はありませんでした。やがて、赤道儀のモーターが高速駆動可能になり、自動導入も可能になると、アストロスケールの人気は下がり、生産中止になりました。

AXJもそうですが、最近の高精度エンコーダーは、追尾精度にも一役買っているのが特徴です。エンコーダー付きの赤道儀としては、「10 Micron」社の製品が有名ですが、この赤道儀も大変な高精度です。

個人的には、オートガイダーがあるので、天体撮影には、モーターのレスポンスの方が重要だと感じていますが、子午線を超えて鏡筒を反転するときには、一旦クランプを緩めても、望遠鏡の向きが表示されるエンコーダーは便利と思います。

いずれにせよ、赤道儀にメーカー純正のエンコーダーが後付できるのは、面白い試みだと思います。AXJ赤道儀の評価いかんによっては、他機種用のエンコーダーも登場するかもしれませんね。

星ナビの誌面が大きくなりました

既に2019年1月号を手にされた方はお気づきのことと思いますが、星ナビの誌面が、縦に17mm大きくなりました。

星ナビは、創刊号以来、日本で一番ワイドな天文雑誌ということを掲げてきましたが、今回の改訂で、日本で一番大きな天文雑誌になりましたね。

星ナビ

1年前の2018年1月号と今回の2019年1月号を比べてみると、新刊は一回り大きく感じます。ギャラリーに掲載される写真のサイズも大きくなり、撮影データーも読みやすくなったと思います。

アンドロメダ大銀河

月が小さくなり、今週末から撮影適期になりますが、週間天気予報を見ると、来週は曇りか雨マークが多いですね。今まで好天が続いていただけに残念です。予報が外れて、晴天になってほしいところです。

アンドロメダ銀河

上は、11月の新月期に撮影したアンドロメダ大銀河の写真です。今回は、正方形フォーマットの冷却CCDカメラ FLI PL16803と、口径15センチの屈折望遠鏡、FS-152を使用して撮影しました。

FS-152には専用フラットナーを使いましたが、口径比がF8と暗いので、淡い部分より銀河の明るい部分の解像感と調子を重視して仕上げています。

大阪あすとろぐらふぃ〜迷人会の秋キャンプに参加

3連休は、和歌山県の白浜で開催された「大阪あすとろぐらふぃ〜迷人会」の秋キャンプに参加させていただきました。

「大阪あすとろぐらふぃ〜迷人会(以下:迷人会)」は、関西を中心として活動されている天文同好会です。私は会員ではないのですが、撮影地でメンバーの方々とよくご一緒になるご縁で、今回、キャンプにご招待いただきました。

白浜コテージ

上の画像は、迷人会のキャンプが行われた施設です。メンバーの方の保養施設だそうで、とても綺麗で快適でした。観光名所の三段壁からも近く、白浜の観光地を散策するのにも便利な場所にあります。

キャンプのメインは、画像処理の勉強会です。施設内のリビングには、数台の大型パソコンとキャリブレーションモニターが持ち込まれ、メンバーが撮影した画像を使った勉強会が始まりました。

勉強会は、メンバーをレベル毎に班分けし、ベテランメンバーが仕上げた見本を目指して、各自画像を処理するという形で進められました。初級の部はアンドロメダ銀河、中級は網状星雲、上級はオリオン三ツ星付近のお題だったと思います。オリオン三ツ星付近は、輝星と淡い星雲が同じ構図内に存在するので、皆さん、処理に苦戦されていました。

画像処理勉強会

勉強会では、ベテランの方はサポートに回り、メンバーから質問があれば、画像処理のポイントをレクチャーするという流れで行なわれました。講義形式と違って、各自が様々な処理方法でそれぞれの完成を目指していくので、レクチャーする側も、こんな処理方法があったのかという気づきもあり、後ろから見させていただいていた私もいろいろ勉強になりました。

最近、各天文誌で迷人会メンバーの方の作品を見かける機会が多く、作品レベルが高いと感じていましたが、今回、キャンプに参加してみて、この勉強会に秘密があったのかと納得できました。それにしても、皆さん本当に熱心で、3時間を超える画像処理勉強会は、熱気に包まれていました。

画像処理の勉強会の後は、フラット補正のコツや天体撮影機材にまつわる話題など、大いに盛り上がり、楽しいひと時を過ごさせていただきました。秋キャンプでお世話になった皆様、ありがとうございました。撮影地でも、どうぞよろしくお願いいたします。

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