星空日誌「つぶやき」

西宮ガーデンズでの星空観望会

星空観望会の様子霞空ですが、先週から良い天気が続いています。昨日は大台ヶ原に出かけようか迷ったのですが、帰宅した時間が遅かったので、遠征は諦めて、自宅で機材のテストをしました。昨夜の日本列島は高気圧にすっぽりと覆われていたので、晴れた所が多かったのではないでしょうか。晴天はまだ続くようですが、月が大きくなってしまったので、次の撮影は来月の新月期に持ち越しですね。

ところで、兵庫県西宮市に、阪急電鉄西宮北口駅という駅があります。西宮北口駅は大阪と神戸のほぼ中央にあり、どちらに出るのも電車で15分前後と、大変交通の便利な場所です。数年前に駅直結の大型商業施設「西宮ガーデンズ」も完成し、関西の住みたい街ランキングでトップにランキングされるなど、注目を集めている街です。

その西宮ガーデンズで、昨晩、星空観望会が開かれました。「2015春 星空案内 in 西宮ガーデンズ」と題された、関西にお住まいの星空案内人の方々が主催の星空イベントです。昨年、関西の星祭「星をもとめて」でお会いした方が主催者のお一人とうかがったので、会場にお邪魔してきました。

イベント開始の19時少し前に西宮ガーデンズの屋上の広場に到着すると、既にたくさんの天体望遠鏡がセットアップされ、来場者の方が並び始めていました。観望会場は大きく二つに区切られ、月や木星等を天体望遠鏡を使って観望することができます。ステージ上では星空にちなんだ曲のヴァイオリン演奏も行われ、薄明の空と相まって、ロマンチックな雰囲気です。子供連れのご家族が多かったようですが、カップルにもお勧めイベントだと思いました。

観望会が始まると、月や木星を見た子供たちの黄色い声が会場に広がりました。初めて天体望遠鏡を覗いたお子さんでしょう、アイピース越しに見える木星を不思議そうに見て、ご両親に「これ何?」と聞いたり、望遠鏡の形式について熱心に質問している天体に詳しそうなお子さんも見受けられました。

昨夜は全天綺麗に晴れていましたので、国際宇宙ステーション(ISS)が西から東方向へ通過する様子も確認することができました。プラネタリウムもいいですが、天体望遠鏡を使って本物の星空を見るのはやはり楽しいと思いますので、気軽に参加できる天体観望イベントはとてもいいですね。遠くまで出かけなくても星は見えるのだと星空を身近に感じていただけたのではないでしょうか。主催者の皆様、どうもありがとうございました。

ケンコー スカイメモS 発売

スカイメモS新月期ですが、微妙な天気が続いています。先週末は天気予報が良かったので、峰山高原に出かけたのですが、夜半頃から雲が広がり、なんとか一対象を撮影できただけでした。黄砂の影響で空の透明度は悪いですし、夏の星雲を撮るのは厳しいですね。

空気がよどんでいるときは、標高の高い場所の方が、クリアな写真を得られる可能性が高くなります。近畿圏で標高が高くて星が綺麗な場所と言えば、奈良県と三重県の境にある大台ヶ原が有名です。残念ながら、現在、大台ヶ原ドライブウェイは冬期閉鎖中ですが、今年は明後日の4月23日(木)午後3時に通行可能になるそうです。もし週末、晴れそうなら、久しぶりに大台ヶ原に出かけてみようかなと考えています。

ところで、本日、ケンコーからスカイメモSが発売開始されました。CP+で展示されていたときから気になっていたのですが、実売価格が約38,000円と手に入れやすい価格が魅力です。ビクセンのポータブル赤道儀「ポラリエ」とほぼ同じ価格帯ですが、スカイメモSにはポラリエでは別売りの極軸望遠鏡が標準装備されています。追尾モードも4種類から選べる多機能ぶりで、機能面では高級機と変わらない点も魅力ですね。

ポータブル赤道儀と言えば「ケンコーのスカイメモシリーズ」と言われていましたが、現在は、様々なメーカーから、よりコンパクトなポータブル赤道儀が発売されています。今回、スカイメモSがケンコーから発売されたのも、想像ですが、従来のスカイメモのボディの大きさでは、ポータブルという点をアピールしづらくなったという背景があるのかもしれません。いずれにせよ、ユーザーにとって、選択肢が増えるのは嬉しいことです。実際の追尾性能が気になるところです。
ポータブル赤道儀の比較ページの一覧表にもスカイメモSを追加しました。是非、ご覧下さい。

ニコン COOLPIX P900が面白い

ニコンクールピクスP900今年3月にニコンから発売された「COOLPIX P900」が、デジカメユーザーの注目を集めているようです。先日、訪れたヨドバシカメラ梅田店では、「入荷待ち」になっていました。その魅力は何か、ニコンサロンで実機を確かめながら、教えてもらいました。

ニコンCOOLPIX P900はレンズ一体型のコンパクトデジカメで、光学83倍の超望遠ズームが魅力のモデルです。35mm換算の画角で言えば、広角の24mm相当から、超望遠2000mm相当までカバーしています。2000ミリとは、まるで天体望遠鏡の世界ですね。カメラを持って、ズームアップしていくと、窓の外の景色がどんどん拡大されます。手持ちですので、ファインダーの像はブレるのですが、シャッターボタンを押すと、5段分の手ブレ補正がよく働き、撮れた画像はなかなかシャープで驚きました。

通常、2000ミリともなると、少し動かしただけで、対象が画角から外れて見失ってしまうことがありますが、COOLPIX P900では、一時的に画角を広げることのできるボタンがレンズの横に用意されていて、構図合わせを手助けしてくれます。これは結構便利で、天体撮影でもこんなことが可能になればと思いました。

カメラの横に置かれた作例の中には、月のクレーターを拡大撮影した写真もありました。小さなプリントでしたので、画質はよくわかりませんが、スナップサイズなら十分綺麗に写りそうです。JPEGモードだけで、RAWモードの設定がないのは残念ですが、手軽に超望遠の世界を楽しめそうです。野鳥の撮影にも良さそうですね。

COOLPIX P900本体はかなり大きく、重さもデジ一眼並み(899g)です。気軽に持ち出すという使い方は無理かもしれませんが、新鮮な驚きがあり、「カメラって面白い!」ということを再認識させてくれた一台でした。人気で品薄になるのも納得です。

HEUIB-IIフィルターでアンタレス付近

アンタレス付近このところ、梅雨のような天候が続き、星空を見ることができません。先日、購入したKYOEI C8-EXや機材のテストをしたいのですが、一向に進まず、困っています。来週は新月期に入りますし、そろそろ晴れてほしいですね。

今日の画像は、先月、デジタル一眼で撮影した「さそり座のアンタレス付近の写真」です。今回は、アンタレスの左下に広がる赤い星雲を強調するため、アイダスのHEUIB-IIフィルターを使ってみました。アンタレスの周囲に広がる赤い星雲は、フィルター改造したデジタル一眼レフカメラでもあまり写ってこないためです。フィルターの効果はご覧のとおりで、通常より明るく、また高彩度で赤い星雲を写しだす事ができました。

アンタレス付近には、赤色の星雲だけでなく、黄色い星雲や青い星雲も存在しているため、これまでは干渉フィルターは使っていませんでした。しかし、今回の撮影で、黄色や青の星雲の写りに特に問題はありませんでしたので、今後はこの組み合わせで撮影していこうと考えています。

カラフルなアンタレス付近の写真を見ると、そろそろ夏の星雲の撮影時期だなと毎年、思います。しかし夏は天候が不安定で夜も短いので、冬のように撮影枚数を稼ぐことができません。ギャラリーを改めて見渡しても、冬の天体ばかりですね。今シーズンは積極的に遠征して、夏の天体の作品数を増やしていきたいと思います。

プロミナーの新型マウントアダプターのレビュー

生憎の空模様で、楽しみにしていた4月4日の皆既月食を見ることはできませんでした。天候ばかりは仕方がありません。3年後に期待ですね。

ところで少し前の記事で触れましたが、天体撮影に人気のテレフォトレンズ「プロミナー500mm F5.6 FL」用として、分離式の新しいマウントアダプターが発売されました。先日、コーワさんのご厚意により、このマウントアダプターをお借りすることができましたので、画像と共にご紹介させていただきます。

プロミナー比較
上は、従来の一体型アダプターTX07(右)と、新型の分離式アダプターTX07-Tを並べた写真です。新型はTマウントを介してカメラボディに取り付けるようになっているため、全長がやや短くなっています。アダプターの定価はどちらも4万円(税抜)ですが、新型のTマウントは別売りのため、合計すると新型の方が若干高くなります。しかしカメラマウントを用意すれば、異なるメーカーのデジタルカメラにも使える点は魅力です。

プロミナーレビュー
上画像は、カメラボディ側から撮影したマウントアダプターの写真です。新型アダプターには、M42のTネジが切られているので、このままだと口径が小さくなってしまいます。

プロミナー比較2
Tネジが切られたアダプター部分を分離した時の写真です。Tネジ部分を取り外すと、新型の方が開口部の直径が大きくなります。この開口部の内側には、タカハシのワイドカメラマウントのネジ径と同じM54x0.75のネジが切られていますので、タカハシのカメラマウントをねじ込むことができます。余談ですが、レンズの色合いが新旧で若干変わっていますね。コーティングが変更されたのかもしれません。

プロミナーレンズ
上は、新型マウントアダプターに、タカハシのワイドカメラマウントDXをねじ込み、キャノンEOSKissX3を取り付けたところです。タカハシのカメラマウントDXは、真鍮製でしっかりしているので、従来のアダプターTX07を使ったときよりも、カメラボディをしっかり固定することができました。

冷却CCDカメラユーザーなら、タカハシ望遠鏡に合わせて、M54X0.75ネジで接続するように加工されている方も多いと思います。新型の分離式アダプターTX07-Tを使えば、このような冷却CCDカメラとの接続も容易にできそうです。これからプロミナーを購入するなら、分離式アダプターTX07-Tの方が応用範囲が広がってお勧めだと思います。

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