星空日誌「つぶやき」

久々の北天ぐるぐる星景写真

今日は久々の本格的な雨でしたが、梅雨入り宣言後しばらくの間は、気持ちの良い晴天が続いていました。タイミングが合わず、直焦点撮影はできませんでしたが、先日、カメラと三脚だけを持って、星景写真の撮影に行ってきました。

日本海と星空

今回、撮影した写真は、上の「浦富海岸の星空」です。浦富海岸は日本海側に面したリアス式海岸で、起伏に飛んだ海岸線が美しい場所です。今回はここで、星空と海の景色を撮影してみました。

久々の北天メインの星景写真ですが、海と合わせるとなんだか情緒が出ますね。他にも前景に良さそうな場所があったので、また星景写真を撮りに出かけたいと思います。

養父市ほたるの里で蛍鑑賞

満月の時期なので星の撮影はできませんが、蛍が見頃を迎えつつあると聞いて、昨夜、兵庫県養父市にある「ほたるの里」に蛍鑑賞に出かけてきました。

「ほたるの里」を訪れるのは初めてです。明るいうちに撮影スポットを見ておこうと思い、19時前に現地に到着すると、既に蛍狙いのカメラマンが数人、三脚をセッティングされていました。

蛍の撮影

先客の方にご挨拶して三脚をセットし始めると、「今年は蛍が少ないよ」と常連さんらしい方が話しているのが聞こえてきました。少し不安になりましたが、せっかくここまで来たので、撮影の準備を進めました。

日没が過ぎて周囲が暗くなってくると、徐々に人が増えてきました。やがて小川の上に黄緑色の光が灯りだし、観客から歓声が上がります。薄明が終了する21時前になると、空に高々と蛍が舞い、蛍が作り出す見事な景色を楽しむことができました。

蛍の写真

上は、現地で撮影した蛍の写真です。蛍を写した画像10枚を比較明合成して、一枚の写真に仕上げました。風景写真ギャラリーに大きな蛍の写真を掲載しましたので、是非ご覧ください。

養父市の「ほたるの里」では、平成29年6月10日(土)、11日(日)、17(土)にホタル祭りが開催されるそうです。駐車場に近い場所はかなり混雑しますが、蛍は川沿いの比較的広い範囲に渡って飛ぶようなので、場所を選べばゆっくり撮影することができそうですね。

ディザリングについて

気象庁は、本日、四国、中国、近畿、東海、関東甲信地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。これから約1ヶ月間にわたって不安定な天気が続くのですね。天体撮影はしばらくお休みになりそうです。例年どおり、この時期は、機材のメンテに努めたいと思います。

ところで、最近、天体撮影に「ディザリング」という手法が広く用いられるようになりました。ディザリングとは、1枚撮影が終了した後、ほんの少しだけ構図をずらして、次の露出を開始する手法です。天体撮影方法の項目に「ディザリング撮影とは」というページを新設して動作について解説しましたので、ご参考になれば幸いです。

M-GENオートガイダー

私がディザリングという言葉を初めて知ったのは、冷却CCDカメラを使って撮影を始めた頃です。当時、冷却CCDカメラの画像をコンポジットして強調すると、ダーク減算で輝点ノイズを引いた部分がどうしても荒れてしまいました。そこで、L画像を1枚撮るごとに赤道儀の微動モーターを動かし、少しずつずらして撮影していました。

とても原始的な方法で手間がかかるので、冷却CCDカメラで撮影している友人に相談したところ、冷却CCDカメラ制御ソフト用のプラグインを教えてもらい、その時初めてディザリングという言葉と出会いました。ちなみにこのプラグインはCCDSoft用だったのですが、当時は性能が良くなかったのか、シャッター間のインターバルを2分ほど開けないと、ガイドが落ち着きませんでした。

現在は、PHD2やM-GENをはじめ、手軽で高性能なディザリング対応オートガイダーが登場しています。特に日本では、M-GENのディザガイドの人気が高いですね。梅雨入り後の晴天を期待して、梅雨の間にディザリング撮影システムを構築しておくのもよいのではないでしょうか。

さそり座の球状星団 M4

金曜日の夜は、八塔寺に天体撮影に出かけてきました。月入りが1時過ぎで薄明開始が3時ですので、2時間ほどしか撮影できませんでしたが、たくさんの天文ファンが集まり、にぎやかな夜になりました。やはり梅雨入り前の晴天は貴重ですよね。

M4星団

金曜日に撮影した画像はまだ処理中ですので、5月初めに八塔寺で撮影したM4星団の写真をギャラリーにアップしました。M4は、さそり座アンタレスのすぐ側で輝く大きな球状星団です。知名度は高いですが、アンタレス付近の色鮮やかな星雲の引き立て役になってしまっている感があります。そこで今回は、Mewlon-250CRSを使って、M4をクローズアップ撮影しました。

改めてM4を単独で撮影してみると、星の色も豊富で美しい球状星団だと感じました。南中高度が低いため、長焦点の撮影では気流の影響を受けることが多いですが、お勧めの被写体だと思います。これからの夏の時期は比較的気流が落ち着きますので、一度撮影してみてはいかがでしょうか。

FC-76DCで撮った網状星雲

八塔寺にて、FC-76DCとニコンD810Aを使って撮影した網状星雲の写真です。大きな画像や撮影条件は、デジタル一眼レフギャラリーに追加した「網状星雲」のページをご覧ください。

網状星雲

撮影時は、タカハシ純正のFC-76D用フラットナーレンズを使用しました。フラットナーレンズと組み合わせると、F値は7.8と暗くなりますが、イメージサークルは40ミリと広いため、周辺光量は豊富で処理しやすく感じました。

中心像の星像は極めてシャープですが、画面の1/2程度の辺りから、星像は若干放射状に伸びはじめます。ところが、35ミリフルサイズの最四隅になると、また円形に近づき、画面の端だけ見ると、全体的に星像が良いような印象を受けてしまいました。

星像に関しては、フラットナーレンズとカメラの距離など、検証が必要だと思いますが、得られた画像の解像度やコントラストは高いものでした。下は、網状星雲の一部をトリミングしたものです。この画像だけ見ると、大きな望遠鏡で撮影した写真のようにも見えますね。

網状星雲部分

ちなみに、FC-76DCは口径76ミリの屈折望遠鏡で、FC-76DSとFC-76DCの2モデルがあります(現在は、FC-76DSとFC-76DCUになりました)。私が使用したのは、鏡筒径が細く、よりコンパクトなFC-76DCです。鏡筒は2キロ弱しかありませんので、小型赤道儀や少し頑丈なポータブル赤道儀にも載せられそうですね。

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