星空日誌「つぶやき」

西空で木星と金星が大接近

夕刻の木星と金星6月も最後の日になり、2015年も半分が過ぎ去ろうとしています。毎年、言っている気がしますが、月日が経つのは早いですね。もっと時間を有効に使わないといけないなと思う今日この頃です。

最近、夕方の西空を眺めると、明るい星が二つ並んで輝いている様子に気づかれた方も多いと思います。明るい方が金星、暗い方が木星ですが、どちらも明るいので、都会の夜空でも目立ちます。この二つの星は、見かけ上ですが少しずつ接近しているところで、明日の7月1日には0.4度弱まで接近します。この距離は満月の直径よりも小さいので、天体望遠鏡で覗くと、同一視野に満ち欠けした金星と縞模様のある木星を確認することができそうです。

とても興味深い天文現象ですが、残念なのは天候が思わしくないことです。近畿地方の明日の天気予報は「雨のち曇」です。関東地方も同じような予報なので、この天文現象を確認できる確率はかなり低そうです。惑星同士がニアミスする現象は結構あるものの、ここまで近づくのは珍しいので、なんとか予報が外れて見ることができるといいのですが。ちなみに左上の画像は、昨夜、撮影した木星と金星の写真で、350ミリレンズで撮影したものです。明日の夜は、この半分くらいの距離まで近づいていることでしょう。

星空求めて北へ

鳥海山梅雨時ですが、星空の撮影のため、北日本へ遠征してきました。天気予報をチェックしながら、夜間、晴れそうな場所へ移動を繰り返し、撮影地の一つに選んだのが、写真の鳥海山です。

鳥海山は、山形県と秋田県の県境に聳える山です。観光案内所の資料によると、鳥海山は標高2,236メートルで、富士山の姿に似ていることから「出羽富士」と呼ばれているそうです。鳥海山には初めて訪れたのですが、遠くに山の姿を確認してから山麓に着くまでに、予想以上に時間がかかりました。東北の山はスケールが大きいですね。

星空の撮影に使わせていただいたのは、鳥海山の5合目にある駐車場です。登山者用の駐車場は広く、お手洗いも併設されています。誰もいない現地に到着して機材をセッティングした時は快晴でしたが、撮影開始後1時間ほどで、山際から雲が流れてきてしまいました。しばらくは晴れ間を探して撮影を続けましたが、徐々に風が強くなり、三脚が飛ばされるほどの突風へと変わりました。慌てて機材を撤収したところ、一気に雲が全天を覆いつくし、曇天に変わってしまいました。山の天気は変わりやすいですね。

熊注意の看板鳥海山の夜空は、北東方面を中心に、思っていたより周辺都市部の光害の影響がありました。しかし真南方向は良好で、鳥海山を前景として広がる天の川の流れは見事でした。残念だったのは、水蒸気(黄砂?)の影響で透明度が悪かったことです。透明度の良い5月や秋の頃なら、見事な星空を楽しめることでしょう。近畿地方からはものすごく遠いのですが、また機会があれば訪れたい場所です。

ところで、撮影が終わって山から下りる途中、至る所に左上のような看板が設置されていました。看板はまだ真新しかったので、熊に襲われた6月8日というのは、今年のことでしょうね。往路は暗くて気付きませんでしたが、気付いていたら、引き返していたかもしれません。知らぬが仏ですね。撮影中、何事も起こらず、ホントに良かったです。

梅雨の時期と新製品

天の川銀河昨夜は、気象庁の予報が比較的良かったので、機材のテストを兼ねて近場に出かけてみましたが、残念ながら、星はほとんど見えませんでした。GPV予報の雲量予報の方が当たったみたいですね。本格的な梅雨に入り、天気予報は曇りマークのオンパレード。新月期だけでも、停滞前線が下がってくれるといいのですが。

写真は、ニュージーランドで撮影した天の川の写真です。子供の頃に読んだ宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の口絵にこのような構図の写真が載っていたので、それを思い出しながら構図をあわせました。「銀河鉄道の夜」には、「北十字」や「アルビレオ」という言葉が登場しますので、イメージカットとしては、はくちょう座までを入れた方が良かったかもしれませんが、さそり座のアンタレスが黄色く輝き、カラフルな仕上がりになりました。

先日、ビクセンからR200SS用のコレクターPHが発表されたと書きましたが、既に天文ショップでは、数量限定で販売が始まっているようです。メーカーの公式発売日は8月6日ですから、2ヶ月近い先行販売ですね。

ビクセンVSD100F3.8用のレデューサーの時は、開発発表から実際の発売までかなり待たされましたが、今回は素早い対応ですね。梅雨の時期は夏のボーナス時期とも重なるので、新機材の導入を検討する方が結構いらっしゃいます。ゴールデンウィークに撮影地で会った方と、梅雨明けに再会したら、機材がガラッと変わっていて驚いた・・・なんていうこともありました。この時期に新機材を発表・発売するのは、企業にとって効果的かもしれませんね。

梅雨時の撮影データー整理

データ用ハードディスク昨日は良い天気でしたが、今日は朝から小雨が降り、肌寒い一日になりました。北海道の山沿いでは降雪もあったそうですから、全国的に気温が下がったのでしょうね。近畿地方は梅雨入りしてしまったので、しばらく星空は拝めそうにありません。空梅雨でない限り、この時期に星を見ようと思うと、北海道や海外まで出かけないと難しいかもしれませんね。

梅雨の時期は、星を見られないのは残念ですが、新機材の検討や機材の調整にまとまった時間を取れるのはありがたいです。ひとまず私がやらなければいけないことは、撮影データーの整理です。最近のデジカメは高画素なので、ハードディスクがすぐに一杯になってしまい、メインのパソコンに入れている5台のハードディスクも既に満杯です。必要なデーターをパソコンのドライブに移しつつ、バックアップは別に保存しなければならず、結構手間のかかる作業です。

ちなみに、デジタル一眼レフカメラのRAW画像一枚当たりの容量は、1,800万画素のキヤノンEOS60Dで28MB前後ですが、35ミリフルサイズで3,635万画素のニコンD810になると75MB前後にもなります。今月18日に発売予定のキヤノンEOS5Dsは5,060万画素ですから、ニコンD810以上のファイル容量になるのでしょうね。動画も4Kが標準になりつつありますし、今後ますます、撮影データーの保存と管理に悩まされそうです。

ニコンD810Aとビクセンの新型コマコレ

FSQ106EDとビクセンSXP赤道儀今週は天気がよい日が続いたので、八塔寺まで撮影に出かけてきました。冬場は夜になると0度まで気温が下がる八塔寺も、この日の夜は20度と、シャツ一枚で過ごせる気温でした。これからもっと暑くなるのでしょうね。デジカメのノイズが心配になる季節です。

この日の月没は0時を回っていたので、撮影できたのは実質2時間程でしたが、晴天に恵まれて、夏の天の川を見ることができました。ただ撮影地にある集蛾灯が点灯していたので、空全体がぼんやりと明るかったです。毎年、八塔寺の集蛾灯は夏頃に点灯されるのですが、最近、気温が高かったので、早めに点灯されたのかもしれません。

昨日、ニコンから天体撮影用カメラD810Aが発売開始されました。発売開始に合わせて、ニコンD810Aの公式ページに、D810Aを一般撮影で使った場合の、ニコンD810との比較写真が載せられています(ページはこちらです)。この画像を見ると、一部の対象では、D810Aの画像は若干赤っぽく写ってしまうものの、太陽光源下の写真では、ノーマルD810との差異は少ないですね。画像をパッと見せられただけでは、どちらがD810Aで撮影した画像かわからないかもしれません。

ビクセンからは、R200SS用の新しい補正レンズ「コレクターPH」が先日、発表されました。定価は税別で6万円と従来のコマコレクター3(9,800円)の約6倍の価格ですが、スポットダイアグラムを見ると、周辺像がかなり改善されているようです。R200SSは、従来から写真撮影用として天体写真ファンに人気の高い反射鏡筒なので、待望の高性能補正レンズの登場ではないでしょうか。できれば、鏡筒の接眼部などの強度を増して、コレクターPHとセットにした「R200SS 天体撮影スペシャルバージョン」のような製品が手に入れやすい価格で発売されると面白いと思います。

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