星空日誌「つぶやき」

モンキー星雲

モンキー星雲八塔寺で撮影した「モンキー星雲」の写真をギャラリーに追加しました。

モンキー星雲は、星雲の形が猿の横顔に見えることからこのように名づけられた天体です。左の写真は北が上になっていますが、上下を逆にすると、確かに赤い星雲の形が猿の横顔のように見えます。馬頭星雲わし星雲など動物の形に似た天体は多いですね。自然界に生まれるものは、どこか形が似てくるのでしょうか。

このモンキー星雲の写真は、ミューロン250CRSで撮影しました。モンキー星雲は視直径がそれほど大きな星雲ではありませんが、ミューロン250CRS(レデューサー使用)の焦点距離は1800ミリを超えますので、フルサイズで画面一杯に写りました。ここまで大きいと迫力がありますね。

ところで、ミューロン250CRSは、ミューロン300に比べて光軸がずれにくいようで、遠征先まで運んでも光軸合わせをしなくていい点が助かります。また星像も良好で、レデューサーを使用した場合でも、35ミリフルサイズのほぼ全面で満足できる像を結んでくれます(周辺部は若干放射状に流れます)。ちなみに、このモンキー星雲の写真は、フルサイズノートリ写真です。タカハシの取扱説明書によれば、レデューサーを使った際のイメージサークルは35ミリですので、カメラはAPS-Cまでかと考えていましたが、嬉しい誤算でした。

ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)とプロミナー

ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)先日に引き続き、八塔寺まで星空撮影に出かけてきました。

この夜は天気予報が良かったので、一晩中快晴の星空を期待していたのですが、20時頃に一度綺麗に晴れたものの、その後しばらくは全天曇りの空模様。諦めて片付けようかと思いましたが、22時半頃、再び雲が晴れてきました。この夜の八塔寺は、たくさんの天文ファンが集まって「晴れろ晴れろ」と願っていましたから、皆さんの祈りが通じたのかもしれません(笑)。

撮影成果としては、メインターゲットのラブジョイ彗星(C/2014 Q2)は、機材をセットしている間に曇ってしまったので、まともに撮影することができませんでした。ピント合わせ中に、雲の影響を受けずに撮影できた画像をトリミングしたのが左上の写真です。彗星の核から筋状の尾が何本も出ているのがわかります。彗星は先日より暗くなっている印象を受けましたが、尾はまだ健在のようですね。

ところで、この写真は、コーワのテレフォトレンズ「Prominar 500mmF5.6L(TX07使用)」で撮影しました。八塔寺でご一緒した方の間でも話題になりましたが、天文誌のギャラリーでもProminar500mmF5.6Lで撮影された天体写真を見かけるようになり、天体写真ファンの間で一定の評価を得たように思います。

Prominar 500mmF5.6Lは、カメラのメーカーを変更すると、マウントアダプターごと買い換える必要がありましたが、最近、Tリング仕様のマウントアダプター(TX-07T)が発売され、汎用性も増しました。これならTリングを買い換えるだけで、ニコンでもキヤノンでも使えるので、便利ですね。

さらに、これは裏技かもしれませんが、この新型のマウントアダプターには、M54×0.75のネジが切られていますので、タカハシのカメラマウントDXを使用することもできます。タカハシのカメラマウントDXは剛性が高いので、これを使えば、重量のあるカメラでもしっかり取り付けることができそうですね。これからProminar500mmF5.6Lを購入されるなら、新型のマウントアダプターがお勧めではないでしょうか。

やっと見れたラブジョイ彗星(C/2014 Q2)

ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)月曜日の夜、ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)を見に八塔寺まで出かけてきました。

気象庁の天気予報では曇りでしたが、GPVでは晴れ間が期待できそうだったので、思い切って出かけたところ、ガスで透明度は良くないものの、天頂付近には雲はなく、ラブジョイ彗星を確認・撮影することができました。気になっていた彗星をやっと拝むことができました。

左がこの時に撮影したラブジョイ彗星の写真(一枚画像)です。残念ながらすぐに雲が出てきてしまったので、まともに写せたコマは数枚だけでした。そして非常に残念なことに、この写真を含めて、写りが良かった2枚の構図内には、飛行機が通過していました。八塔寺は天頂付近を飛行機が何本も通過するので、ラブジョイ彗星が現在位置している辺りは注意が必要ですね。

ラブジョイ彗星の明るさは、肉眼ではギリギリ見えるかどうかという感じでした。双眼鏡を使うと発達したコマがはっきりわかり、彗星の尾も薄く見えるように思いました。現地でお会いした方に、口径41センチのドブソニアンで彗星を覗かせていただいたところ、写真に写っているような尾の複雑な様子まで見えて感動しました。40センチクラスの集光力は素晴らしいですね。

ラブジョイ彗星は1月7日に地球に最接近していますので、今後、徐々に暗くなっていくと思いますが、2月1日頃には、ペルセウス座の散開星団M34に近づきます。しばらく目が離せない彗星ですね。

iOptronのiEQ45 PRO赤道儀

iEQ45 PRO赤道儀明後日が新月ですので、絶好の星空撮影時期なのですが、近畿地方は天気が不安定で晴れてくれません。昨夜は自宅から夜空を眺めていましたが、雲が全天の8割程度を覆っていたので、ラブジョイ彗星の姿を確認することはできませんでした。一晩くらいスカッと晴れてほしいですね。

久しぶりに協栄産業大阪店に立ち寄ると、iOptronのiEQ45 PRO赤道儀(右上写真)が展示されていました。外観は、アメリカで人気のアストロフィジックスの赤道儀とよく似ています。赤経のホイールギア周りのハウジングが大きく、外観からはしっかりしていそうな印象を受けました。驚いたのは販売価格です。搭載重量約20kgの自動導入赤道儀が、三脚とケース付きで約25万円。国産の赤道儀の半分程度の価格です。

価格が魅力のiEQ45 PRO赤道儀ですが、店員さんに伺ったところ、癖がある機器なので、この赤道儀の評価はユーザーによって分かれているようです。スカイエクスプローラー赤道儀もそうでしたが、ユーザー側でギアの調整等が必要な赤道儀なのかもしれません。その辺りを上手く調整できれば、天体撮影ファンにとって魅力的な一台になるかもしれませんね。

銀塩フィルムで撮影したわし星雲

この冬は暖冬と言われていましたが、この週末も雪が舞う寒い日になりました。ラブジョイ彗星が気になるので、そろそろ撮影に出かけたいのですが、冬型が強くて天候が読めません。黄砂やPM2.5が来るのも困りますが、少し冬型が緩んで暖かくなってほしいところです。
わし星雲と二重星団
撮影ファイルを整理していて、銀塩フィルムで撮影した「わし星雲ととも座の二重星団」の写真を見つけたので、画像処理をして銀塩フィルムギャラリーにアップしました。銀塩フィルムの画像処理は久しぶりでしたが、デジタルに比べて彩度は低いものの、淡い星雲の広がりがよく写っているなあと改めて思いました。

この銀塩フィルム作品は、約10年前に大台ヶ原で撮影した写真です。わし星雲の付近は南中高度が低いので、光害の影響を受けやすいのですが、ポジを見ても背景は暗く引き締まっています。星空の綺麗な大台ヶ原ならではでしょうね。

最近は都市部や周辺都市の光害が大きくなり、大台ヶ原でも昔に比べて星空が見えにくくなったという話を聞きます。デジタルカメラでは加工や補正が入る場合があるので、ポジで星空を撮影しておくと、光害の影響が正確に分かっていいかもしれません。光害を減らすには、まず光害というものを多くの人が認識することが必要だと思います。省エネや節電運動と同じくらい、光害に対する意識も高まればいいですね。

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