星空日誌「つぶやき」

おうし座の超新星残骸Sh2-240

今日は朝から一日中、雨が降り続いていますが、金曜日の夜に訪れた八塔寺では晴天に恵まれました。この夜は透明度も良く、八塔寺にしては冬の天の川もよく見えて綺麗な星空を堪能できました。夜間は気温がかなり下がりましたが、満天の星空が広がると寒さも忘れますね。

今回、八塔寺では、先日、公開されたアップデーター1.5bに更新したステラショットを使って、おうし座の超新星残骸Sh2-240を撮影しました。撮影機材は、ビクセンVSD100とAstro6Dカメラです。VSD100にはレデューサーを入れて、焦点距離300ミリで撮影しました。

Sh2-240

上が、その撮影画像です。当初、Sh2-240の場所を勘違いして、星雲のない星域を撮影していましたが、途中で間違いに気付き、構図を修正して撮影しました。Sh2-240は非常に淡い星雲なので、32枚撮影した画像をコンポジットして処理したのですが、まだ若干荒れ気味です。

もう少し星雲を強調したかったのですが、コントラストを上げると星が肥大してしまうので、バランスを考えてこの程度に処理を抑えました。もっと星雲のディテールを表現したいなら、冷却CCDカメラを使ったナローバンド撮影の方が良さそうですね。また来年、チャンスがあれば、ナローバンドカラー合成で撮影してみようと思います。

ビクセンカレンダーの時期ですね

今日は典型的な冬型の気圧配置になり、とても寒い一日でした。昨日は暖かかったので、余計に寒く感じてしまいます。明日も今日並みの寒さになるそうですので、今後はコートが手放せなくなりそうですね。

ビクセンカレンダー

今日は、久しぶりに協栄産業梅田店に立ち寄ってきました。店内を物色していると、上の写真のビクセン天文カレンダーの束を発見しました。ビクセン天文カレンダーは、協栄産業で毎年、行われている歳末セールの購入者特典となっていますが、これを見ると「今年も残すところ1ヶ月だなぁ」と毎年思ってしまいます。本当に、今年もあっという間に11ヶ月過ぎてしまったという印象です。

協栄産業の店内には、ロスマンディG11S赤道儀の架台も展示されていました。ロスマンディの赤道儀は、世界中の天文ファンに親しまれている架台で、日本でもベテラン天文ファンを中心に安定した評価を得ている機材です。私は自分では使ったことがなかったのですが、以前、レビュー記事の執筆のために試用させて頂く機会がありました。

G11赤道儀

G11S赤道儀の箱が届いたときは、三脚部分の箱の大きさと重さに驚きましたが、本体は思ったよりもコンパクトで、EM-200クラスの赤道儀と同じくらいの大きさだと感じました。しかし、強度はEM-200よりあるようで、実際にタカハシTOA130望遠鏡を載せてもどっしりと安定していました。タカハシEM-200とNJPの中間ぐらいの強度の赤道儀と言えるのではないでしょうか。

G11S赤道儀には自動導入装置は付いていませんが、刻印された目盛環やフリーストップのクランプなど、ロングセラーだけあって、基本に忠実に作られているという印象を受けました。本体色もブラックで、ホワイト基調の日本の赤道儀とは違い、独特の雰囲気をもつ機材だと感じました。

IC348からNGC1333にかけて

11月14日は、今年最大の満月(スーパームーン)が見られる日でしたが、生憎の雨模様でした。スーパームーンに合わせて、ヨドバシカメラなどの量販店では、天体望遠鏡の特別セットが販売されたようです。次回は晴れるといいですね。

デジタル一眼ギャラリーに、IC348からNGC1333にかけての写真をアップしました。IC348付近の作品としては、少し前にAstro6Dとタカハシε-180EDで撮影した画像を追加しましたが、今回は、ビクセンVSD100とニコンD810Aで撮影したものです。

IC348写真

焦点距離500ミリのε-180EDと比べると、VSD100の焦点距離は100ミリ程度短いので、IC348だけでなく、NGC1333周囲の星雲まで構図の中に入りました。こうしてみると、この星域には淡いガスが広範囲に広がっていることがわかります。

それにしてもニコンD810Aは、非冷却のデジカメながら、ノイズが少なく、このような淡い星雲の撮影にも適していますね。気温が10度以下なら、冷却機能の付いたAstro6Dにも負けない滑らかな写りだと感じました。

ところで、ビクセンVSD100とデジタル一眼レフカメラの接続には、オプションで用意されている直焦ワイドアダプターが必要です。キヤノンEOS用は、新しく発売された強度の高い直焦ワイドアダプターDXを利用できますが、ニコン用は従来のアダプターしかありません。

オリジナルアダプター

そこで、上のようなアダプターリングをコスモ工房さんに作っていただき、タカハシ製のワイドマウントDXを取り付けられるように工夫しました。アダプターリングの詳細は、VSD100のレビューページの中ほどに、図と共に載せましたのでご覧ください。

ニコンD810Aのユーザーが増えてきましたので、直焦ワイドアダプターDXのニコン用も販売してほしいですね。ちなみに、キヤノンEOS用が発売されたのが、ちょうど一年前の2015年11月です。ニコン用もそろそろ発表されるのではないかと思うのですが・・・どうでしょうか。

タイミングと天候が合わず・・・

体調を崩してしまい、しばらく更新できませんでした。本格的に寒くなってきましたので、皆様も体調にはお気をつけください。

ところで先週は良い天気が続いたので、オリオン座付近の星雲を撮影するため、南天の光害が少ない紀伊半島まで撮影に出かけました。しかし、現地は強風が吹き荒れる上、雲が頻繁に空を横切る生憎の天候でした。

せっかく遠方まで来たので、天候の回復を待ちましたが、強風と雲のために撮影はかなわず、雲の合間から見える星空だけを眺めて帰って来ました。紀伊半島までは片道4時間以上かかるので、成果がないとがっかりです

帰宅してから調べてみると、一晩中晴天に恵まれた日もあったようなので、出かけるタイミングが悪かったようです。出かけた日の天気の予報は良かったのですが、紀伊半島は山が多いので天気の予測が難しいですね。

IC2177

紀伊半島は残念でしたが、日曜日の夜に出かけた八塔寺では、晴天に恵まれました。この日は、日中は曇り空だったのですが、夜から晴れてくる予報でした。天気図や気象衛星画像を見ても晴天の確率が高そうだったので、思い切って出かけて見たところ、朝まで雲一つない快晴の夜でした。やはり行き慣れている八塔寺の方が、天気を予想しやすいです。

写真は、八塔寺で撮影したIC2177です。本当は南天の綺麗な紀伊半島で撮影するつもりだったのですが、天気が悪かったので仕方ありません。元画像の下部は、光害カブリが出たため、ステライメージ7のカブリ補正を使って補正してから処理しています。

南天の対象は紀伊半島で撮影したいのですが、宝塚からでは、交通量の多い大阪市街地を越えていかないといけないので、時間がかかり、精神的にも疲れます。そこで、次の新月期は、四国方面を試してみようかなと考え中です。

Pole Masterの取り付け加工

昨日までは、週末の天気予報が良かったので、撮影に出かける予定にしていたのですが、今、予報を確認すると、夜の雲量が高くなってしまっています。

例年なら晴天が続く10月下旬ですが、今年は本当に天気が不安定ですね。最近、予定通り撮影できていないため、この新月期は、数回、星空の撮影に出かけたいと思っていたのですが、この天候では難しそうです。

もし撮影に出かけることができたら、先日、八塔寺で撮影した「IC59とIC63」の星像がなかなか良かったので、その時に使ったε-250望遠鏡で冬の星雲を撮影しようと考えています。

ヘラクレス赤道儀とPoleMaster

ε-250は大きく重いため、搭載するにはヘラクレス赤道儀が必要なのですが、古い赤道儀のため、極軸望遠鏡のスケールが対応していないのが難点です。そこで、ヘラクレス赤道儀に電子極軸望遠鏡「Pole Master」を取り付けられるよう、上画像のように加工してみました。

Pole Masterの取り付けには、ユニテックが製造販売しているSWAT用取り付けアダプターを利用しました。これなら、Pole Master本体をワンタッチで取り付け、取り外しすることができて便利です。

取り付け加工といっても、ネジ穴を加工したアルミプレートを間にはさみ、SWAT用アダプターを取り付けられるようにしただけなのですが、赤道儀本体にネジ穴を開けるときは少々緊張しました。

加工中

上の画像は、ヘラクレス赤道儀の赤緯体に取り付け穴を開けた後、タップを使ってネジを切っているところです。雌ネジを切るときは、完全スコヤを使い、垂直に注意して加工しますが、赤道儀は丸い部分ばかりで、スコヤを当てることができません。苦労しつつ、なんとか取り付けに成功してホッとしています。後は、実戦で使い心地を確かめるべく、天気の回復を待ちたいと思います。

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