星空日誌「つぶやき」

迷人会キャンプに参加

先週末は、昨年11月に引き続き、和歌山県白浜で開催された、大阪あすとろぐらふぃ〜迷人会の夏キャンプに参加させていただきました。

3日間の日程のうち、都合で1日しか参加できませんでしたが、岐阜県や愛媛県から来られたゲストの方々ともお会いでき、楽しい一日を過ごすことができました。お世話になった皆様、ありがとうございました。

キャンプ

私が参加した日は、朝から晩まで画像処理三昧の一日でした。前回と同じく、3班に分かれ、青い馬星雲と呼ばれている「さそり座のIC4592」がお題です。この星雲は淡いので、なかなか処理が難しいのですが、皆さん、試行錯誤しながら、上手に処理されていました。

後ろから画像処理を拝見していて、上手な人ほど、丁寧にカブリ処理をされていたのが印象的でした。カブリ処理は、PhotoshopCCのグラデーションマスクを適用したレベル補正レイヤーで行なわれていましたが、4〜6枚以上のレイヤーを使って処理されていました。

画像処理の他には、迷人会メンバーの方が自作されたという、ハーモニックドライブ赤道儀に眼が留まりました。塗装はされていませんでしたが、とても完成度が高く、是非動くところを見たかったのですが、製作者の方が不在だったのが残念でした。次回は、製作者のお話を聞きながら、実機を触らせていただければなと思います。

迷人会キャンプの後、御坊市に立ち寄って帰宅しましたが、国道42号線を走っていると湯浅醤油という大きな看板のお店が目に留まりました。

ソフトクリーム

工場見学に参加して、醤油樽の大きさに驚いた後、喫茶スペースで醤油ソフトクリームが売られていました。早速食べてみると、濃厚で紅茶のような深い味わいのソフトクリームで、大変美味しかったです。和歌山は海の幸はもちろんですが、有田みかんや湯浅醤油と美味しいものが沢山ですね。星だけでなく、釣りや観光でも訪れたいと思います。

冷却CCDカメラで撮影したアンタレス付近

冷却CCDカメラで撮影した「さそり座アンタレス付近」の写真を、ギャラリーにアップしました。

アンタレス付近

アンタレス付近は毎年のように撮影していますが、最近はデジタル一眼レフカメラで撮影する場合が多かったので、冷却CCDカメラを使用してこの星域を撮影したのは、約8年ぶりになります。

デジカメに比べると、LRGBの撮影から画像処理まで時間も手間もかかりますが、暗黒帯の階調やディテールの表現は、やはり冷却CCDの方が優れているように思いました。違いをうまく表現しにくいですが、冷却CCDカメラの方が、より上質な元画像を得られるという印象です。

プロミナーでアンタレス付近

梅雨入りが近づく中、5月29日の夜は朝まで快晴の予報でしたので、八塔寺まで出かけてきました。幸い天気予報どおりの朝まで快晴に恵まれ、梅雨入り前の貴重な星空を堪能できました。

下は、今回、プロミナーとAstro6Dを使って撮影したアンタレス付近の写真です。紀伊半島に比べると八塔寺の空は南方向が明るく、あまりコントラストを上げられないため、ソフトなイメージで仕上げてみました。

アンタレス付近

ちなみに処理途中の画像は下のとおりで、写真の下半分ぐらいが明るく緑カブリしています。ここからカブリ補正やグラデーションマスクを使い、背景の明るさを整えて仕上げました。



なお、画像の左下に写っている刷毛で掃いたような白い筋は、アンタレスのゴーストのようです。Astro6Dに入れているフィルターが原因でしょうか。消すこともできますが、時間がかかりそうなので、このままアップしました。

5月16日の木星

5月16日は一晩中快晴の良い天候でしたので、シーズンを迎えた木星を観望しました。

残念ながら23時頃までは気流が悪く、木星の高度がまだ低いこともあって、像が揺らいで見づらい状況でしたが、0時を過ぎるとシーイングが少し改善し、縞模様の様子も確認することができました。

木星の写真

上は、Mewlon-250CRSとASI224MCを使って撮影した木星の写真です。大赤斑が見えない時間帯だったのは残念ですが、縞模様はそこそこ写ってくれました。

6月11日の衝に向けて、気流落ち着く日が増えるといいですね。

大型で淡いNGC4236銀河

八塔寺で撮影した、NGC4236銀河の写真をギャラリーにアップしました。

NGC4236銀河は、りゅう座に位置する系外銀河ですが、りゅう座の尻尾の部分に位置しているため、おおぐま座の北斗七星から探した方が見つけやすい天体です。



NGC4236は、春の系外銀河の中では見かけの大きさが大きく、視直径は長辺側で22分ほどもあります。天体撮影ファンに人気のM106銀河の大きさが20分ほどですので、M106よりさらに一回り大きい天体になります。

しかし、見かけの明るさは暗く、撮影しても全体にうっすらとしか写ってきません。そのため、透明度が悪い日に撮影すると一気に写りが悪くなってしまいます。3年前に撮影したときは、PM2.5の影響で淡い腕の部分が全く写りませんでした。

今回は幸い透明度の良い夜に恵まれ、HII領域も小さいながら写ってくれました。淡いので、F値の明るい望遠鏡とセンサーの小さなカメラで写すと、良い結果が得られるように思います。

系外銀河の撮り方

そろそろ、夏の星雲星団の撮影シーズンですが、系外銀河の撮影方法について紹介したページを天体撮影の方法に追加しました。

系外銀河の例

カラフルな星雲と比べると、系外銀河はややマイナーに感じますが、変わった形の天体も多く、興味深い被写体だと思います。

5月は気流も落ち着いてきますので、系外銀河のディテールを捉えやすい時期です。このページが何かのご参考になれば幸いです。

バット星雲とNGC3766

南半球の星空ギャラリーページに、オーストラリアで撮影した「IC2944とNGC3766」の写真を追加しました。

バット星雲

IC2944は、日本では「バット星雲」の愛称で有名ですが、海外では「走るにわとり星雲(Running Chicken Nebula)」と呼ばれているようです。

今年のゴールデンウィークは新月期と重なり、しかも10連休です。南半球に遠征される方は、是非バット星雲の撮影にもチャレンジしてみてください。

シルバーニードル銀河

月が小さくなって、撮影好期になりましたが、週末の天気予報が思わしくありません。でも、最近、天気予報はよく変わりますし、明日になったら予報が改善しているかもしれませんね。

天体写真ギャラリーに、NGC4244銀河の写真を追加しました。NGC4244は、海外では「Silver Needle(シルバーニードル)」と呼ばれている系外銀河です。なんだか格好いい愛称の銀河ですね。

NGC4244

NGC4244は、渦巻銀河を横から見たエッジオン銀河ですが、同じエッジオン銀河に分類される、かみのけ座のNGC4565と比べると、バルジの膨らみが小さく、細くて長い銀河です。この細長い格好が、シルバーニードルの愛称に繋がったのでしょう。

NGC4244の見かけの長さはNGC4565とほぼ同じですので、NGC天体に選ばれている系外銀河としては比較的大きく、焦点距離が短めの望遠鏡でも撮影を楽しむことができると思います。ただ、案外と淡いので、滑らかに仕上げようと思えば、長時間の露光が必要になるでしょう。

ちなみにこの写真のL画像は、15分を6枚、重ね合わせています。少し背景が荒いので、今年、数枚追加撮影するつもりでしたが、なかなか撮影できないため、これまでの撮影画像だけで処理して仕上げてみました。

ハインドの変光星雲付近の写真

しばらくブログを更新できなかったので、約1ヶ月ぶりの記事です。

2月は八塔寺に出かけるつもりでしたが、いつのまにか、満月期に入ってしまいました。月末になれば月が小さくなり、夏の天の川も東空から昇ってくるので、次の新月期を待ちたいと思います。

NGC1555付近

上の写真は、昨年末に、ビクセン VSD100望遠鏡とAstro6Dを使って撮影した「ハインドの変光星雲付近」の写真です。面白い形の分子雲が広がっている星域で、最近、よく撮影されているようです(そろそろ撮影適期は終わりですが)。

星雲の位置は、おうし座のヒアデス星団の少し北側です。写真中央に写っている明るいオレンジ色の星がおうし座のε星で、これを目印にすると構図を合わせやすいでしょう。中望遠レンズなら、ヒアデス星団まで構図に入れるのも面白いかもしれませんね。

1月6日の部分日食

1月6日の部分日食は、雲に遮られてほとんど見ることができませんでした。前日の天気予報では晴れそうだったので、準備していたのに残念です。

部分日食

上の写真は、11時頃、雲が薄くなったときに撮影した太陽の写真です。最大食分の時刻を過ぎているので、欠け方が小さいですね。

今回は残念でしたが、今年は12月26日にも部分日食を見ることができます。この日は是非晴天に恵まれて、一部始終を観測できるといいですね。

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