星空日誌「つぶやき」

5月16日の木星

5月16日は一晩中快晴の良い天候でしたので、シーズンを迎えた木星を観望しました。

残念ながら23時頃までは気流が悪く、木星の高度がまだ低いこともあって、像が揺らいで見づらい状況でしたが、0時を過ぎるとシーイングが少し改善し、縞模様の様子も確認することができました。

木星の写真

上は、Mewlon-250CRSとASI224MCを使って撮影した木星の写真です。大赤斑が見えない時間帯だったのは残念ですが、縞模様はそこそこ写ってくれました。

6月11日の衝に向けて、気流落ち着く日が増えるといいですね。

大型で淡いNGC4236銀河

八塔寺で撮影した、NGC4236銀河の写真をギャラリーにアップしました。

NGC4236銀河は、りゅう座に位置する系外銀河ですが、りゅう座の尻尾の部分に位置しているため、おおぐま座の北斗七星から探した方が見つけやすい天体です。



NGC4236は、春の系外銀河の中では見かけの大きさが大きく、視直径は長辺側で22分ほどもあります。天体撮影ファンに人気のM106銀河の大きさが20分ほどですので、M106よりさらに一回り大きい天体になります。

しかし、見かけの明るさは暗く、撮影しても全体にうっすらとしか写ってきません。そのため、透明度が悪い日に撮影すると一気に写りが悪くなってしまいます。3年前に撮影したときは、PM2.5の影響で淡い腕の部分が全く写りませんでした。

今回は幸い透明度の良い夜に恵まれ、HII領域も小さいながら写ってくれました。淡いので、F値の明るい望遠鏡とセンサーの小さなカメラで写すと、良い結果が得られるように思います。

系外銀河の撮り方

そろそろ、夏の星雲星団の撮影シーズンですが、系外銀河の撮影方法について紹介したページを天体撮影の方法に追加しました。

系外銀河の例

カラフルな星雲と比べると、系外銀河はややマイナーに感じますが、変わった形の天体も多く、興味深い被写体だと思います。

5月は気流も落ち着いてきますので、系外銀河のディテールを捉えやすい時期です。このページが何かのご参考になれば幸いです。

バット星雲とNGC3766

南半球の星空ギャラリーページに、オーストラリアで撮影した「IC2944とNGC3766」の写真を追加しました。

バット星雲

IC2944は、日本では「バット星雲」の愛称で有名ですが、海外では「走るにわとり星雲(Running Chicken Nebula)」と呼ばれているようです。

今年のゴールデンウィークは新月期と重なり、しかも10連休です。南半球に遠征される方は、是非バット星雲の撮影にもチャレンジしてみてください。

シルバーニードル銀河

月が小さくなって、撮影好期になりましたが、週末の天気予報が思わしくありません。でも、最近、天気予報はよく変わりますし、明日になったら予報が改善しているかもしれませんね。

天体写真ギャラリーに、NGC4244銀河の写真を追加しました。NGC4244は、海外では「Silver Needle(シルバーニードル)」と呼ばれている系外銀河です。なんだか格好いい愛称の銀河ですね。

NGC4244

NGC4244は、渦巻銀河を横から見たエッジオン銀河ですが、同じエッジオン銀河に分類される、かみのけ座のNGC4565と比べると、バルジの膨らみが小さく、細くて長い銀河です。この細長い格好が、シルバーニードルの愛称に繋がったのでしょう。

NGC4244の見かけの長さはNGC4565とほぼ同じですので、NGC天体に選ばれている系外銀河としては比較的大きく、焦点距離が短めの望遠鏡でも撮影を楽しむことができると思います。ただ、案外と淡いので、滑らかに仕上げようと思えば、長時間の露光が必要になるでしょう。

ちなみにこの写真のL画像は、15分を6枚、重ね合わせています。少し背景が荒いので、今年、数枚追加撮影するつもりでしたが、なかなか撮影できないため、これまでの撮影画像だけで処理して仕上げてみました。

ハインドの変光星雲付近の写真

しばらくブログを更新できなかったので、約1ヶ月ぶりの記事です。

2月は八塔寺に出かけるつもりでしたが、いつのまにか、満月期に入ってしまいました。月末になれば月が小さくなり、夏の天の川も東空から昇ってくるので、次の新月期を待ちたいと思います。

NGC1555付近

上の写真は、昨年末に、ビクセン VSD100望遠鏡とAstro6Dを使って撮影した「ハインドの変光星雲付近」の写真です。面白い形の分子雲が広がっている星域で、最近、よく撮影されているようです(そろそろ撮影適期は終わりですが)。

星雲の位置は、おうし座のヒアデス星団の少し北側です。写真中央に写っている明るいオレンジ色の星がおうし座のε星で、これを目印にすると構図を合わせやすいでしょう。中望遠レンズなら、ヒアデス星団まで構図に入れるのも面白いかもしれませんね。

1月6日の部分日食

1月6日の部分日食は、雲に遮られてほとんど見ることができませんでした。前日の天気予報では晴れそうだったので、準備していたのに残念です。

部分日食

上の写真は、11時頃、雲が薄くなったときに撮影した太陽の写真です。最大食分の時刻を過ぎているので、欠け方が小さいですね。

今回は残念でしたが、今年は12月26日にも部分日食を見ることができます。この日は是非晴天に恵まれて、一部始終を観測できるといいですね。

2018年のふたご座流星群の写真

ふたご座流星群の観測・撮影のため、好天が期待できる紀伊半島南部の熊野市まで出かけてきました。

ふたご座流星群 2018

上が、14日の極大日の夜に撮影したふたご座流星群の写真です。

撮影場所の目の前に熊野灘の海が広がっていたため、海に飛び込む流れ星をイメージして構図を考え、撮影しました。撮影後、流れ星が写っていた24枚の画像を比較明合成で重ね合わせ、一枚の写真に仕上げています。

オリオン座やシリウスだけでなく、海の上には、りゅうこつ座のカノープスも写っています。いつも出かける八塔寺に比べて、紀伊半島の南方向は、文字どおり真っ暗でした。

昨夜のウィルタネン彗星

昨夜、ウィルタネン彗星(46P)の撮影のため、八塔寺まで出かけてきました。

ウィルタネン彗星

上が、昨夜、撮影したウィルタネン彗星の写真です(未処理画像です)。緑色の核は大きく広がっていますが、尾は写っていませんね。尾が写らないのは、彗星と地球との位置関係にもよるのかもしれません。

下は、彗星の部分だけをトリミングした画像です。

彗星の核

拡大画像を見ても尾はよくわかりません。ただ彗星自体は明るく、口径4センチの双眼鏡でも核の広がりがよくわかりました。肉眼でも、彗星の位置がわかれば、ボンヤリとした姿を確認できました。週末にかけて、すばるに接近するので楽しみですね。

なお、撮影には焦点距離400ミリのビクセンVSD100望遠鏡と、35ミリフルサイズデジカメ ニコンD810Aを使用しました。核の広がりが大きいので、200ミリ前後の望遠レンズでも、撮影を楽しめそうですね。

アンドロメダ大銀河

月が小さくなり、今週末から撮影適期になりますが、週間天気予報を見ると、来週は曇りか雨マークが多いですね。今まで好天が続いていただけに残念です。予報が外れて、晴天になってほしいところです。

アンドロメダ銀河

上は、11月の新月期に撮影したアンドロメダ大銀河の写真です。今回は、正方形フォーマットの冷却CCDカメラ FLI PL16803と、口径15センチの屈折望遠鏡、FS-152を使用して撮影しました。

FS-152には専用フラットナーを使いましたが、口径比がF8と暗いので、淡い部分より銀河の明るい部分の解像感と調子を重視して仕上げています。

星空日誌メニュー

お勧め天文・写真書籍
Ranking Banner


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
最新の記事
Calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>
プロフィール
archives
Links
others
mobile
qrcode