星空日誌「つぶやき」

永沢寺の芝桜

南半球の星空ギャラリーに、タムロンSP 15-30mm F/2.8 Di VC USDで撮影した「さそり座付近の天の川の写真」をアップしました。天気が悪かったので、雲間からの一枚画像ですが、さそり座南部の天の川を写せるのは、南半球ならではですね。
芝桜

週末、兵庫県三田市の永沢寺で公開されている「花のじゅうたん」の芝桜を見に出かけてきました。上がその写真ですが、ピンク色の芝桜が庭園一杯に敷きつめられていて見事でした。まだ芝桜が咲いていない場所もあったので、ちょうどゴールデンウィークの頃が、永沢寺の芝桜の一番の見頃かもしれませんね。曇りの天候にも関わらず、たくさんの見物客が来ていました。

ちなみに、永沢寺の「花のじゅうたん」には、ペットと一緒に入園することができるそうです。そのせいか、ペットを連れた方を多く見かけました。ペットを芝桜の前に立たせて記念撮影する方も多く、ペットブームなのだなぁと思いました。子供連れよりもペット連れの方が多かったような気がします。

ところで、自宅から永沢寺に車で向かう途中、いつもは空いている道がとても混んでいました。渋滞の先頭まで来ると、「この先、176号線は通行止め」という看板が立っていました。新名神高速道路の橋桁落下事故の影響のようです。3月に、山陽自動車道下り線でトラックが渋滞の列に突っ込んだ多重事故といい、最近、車関係の事故が多いですね。改めて気をつけないといけないなと思いました。

オーストラリア西海岸へ星空撮影旅行

Red Rooster月の新月期は、オーストラリアに星空撮影に出かけてきました。日本に帰ってくるなり、九州で大きな地震が発生したと聞き、驚いています。

今回はオーストラリアのパース近郊を訪れたのですが、残念ながら天候が悪く、撮影ははかどりませんでした。到着した日だけは快晴だったものの、その後は曇りになり、最後は3日連続で雨という天気でした。さらに、激しい雷雨で停電という悲惨な日もありました。現地の方によれば、この時期に悪天候が続くのは珍しいようです。夜の気温も例年に比べて高いようで、真夜中でも20度前後ありました。今年の冬は日本も例年にない暖冬でしたから、異常気象なのかもしれません。もう少し天候の傾向を調べていくべきだったと反省しています。

悪天候のため、予定していた星空撮影は進まず、その点ではとても残念なオーストラリア訪問でした。しかし、パースの市街地を散策したり、ファームに滞在してオーストラリアの牧場生活を体験したりすることができました。また、南アフリカ共和国からワーキングホリデーで滞在していた人と知り合い、アフリカの動物たちの話を聞くことができたのも楽しい体験でした。彼女が言っていた「アフリカで野生動物を見ると、きっと人生観が変わる」という言葉が今でも心に残っています。是非一度アフリカにも行ってみたいと思いました。

サンドイッチところで、左上は、オーストラリアにあるファーストフードショップ「Red Rooster」の店舗の写真です。パース市の郊外、ケルムスコットが発祥で、その市内にあったお店です。せっかくオーストラリアまで来たので、現地の、地元発祥のファーストフードを試してみました。

店内は、マクドナルドやケンタッキーとよく似た印象で、カウンターで希望の商品を注文し、店内で食べるかテイクアウトするかを選ぶシステムも同じです。今回は「Rooster Roll」という、ローストしたチキンを挟んだシンプルなサンドイッチを食べてみましたが、これが結構美味しく、はまってしまいました。海外での食事というと、日本人には「ん?」という味付けも多いのですが、これは日本人にお勧めだと思います。オーストラリア各地にあるそうですので、南半球の撮影に出かけた際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

乗鞍高原の紅葉

乗鞍高原満月期でしたが、星関係の仕事で長野県を訪ねてきました。紅葉が始まった信州では、気持ちの良い秋晴れの天気が続きました。せっかく長野まで来たので、以前から行ってみたいと考えていた乗鞍高原まで足を伸ばしました。

乗鞍高原には午前10時頃に着いたのですが、秋の登山シーズンのためか、三本滝駐車場は既に車で一杯でした。車から降りた皆さんは、色とりどりの登山ウェアに身を包み、三本滝へ続く遊歩道に向かって歩いて行きます。私も行ってみようかと思いましたが、前日の疲れが残っているのであきらめ、代わりに一ノ瀬園地に行ってみました。

一ノ瀬園地の駐車場はまだ空いていて、ゆっくり付近を散策することができました。紅葉には少し早いようで、木々の葉はまだ緑色です。乗鞍高原の紅葉撮影スポットとして有名な大カエデの木も見に行きましたが、下の写真のように木のてっぺんが少し色づいている程度でした。今年は紅葉が早いと聞きましたが、色づいた様子が見られるのは10月中旬以降ではないでしょうか。
乗鞍高原 大カエデ
一ノ瀬園地での星空撮影も考えていたのですが、夕方から曇ってきてしまいました。松本市の光害の影響がどの程度なのか知りたかったのですが、残念です。ただ標高が高いので、それほど影響はないのかもしれませんね。乗鞍高原の昼間の透き通った青空を見ていると、新月期の快晴の夜には素晴らしい星空が広がるのだろうなと思いました。乗鞍高原は、高速を使っても自宅から約6時間かかるので、手軽に訪れることはできませんが、星空撮影のために是非また訪れたい場所です。

ボーイング787で帰国

ボーイング787台湾から帰ってきました。ゴールデンウィーク期間中、日本は晴天続きだったようですが、今日は朝から小雨のぱらつく天気で少々肌寒いです。台湾は、南の高雄や台南では晴天に恵まれたものの、台北ではよく雨が降りました。昨年のゴールデンウィークの時期も日本は晴天で、台北は雨続きでしたし、5月初めの時期は、日本の方が天気が良さそうですね。

台湾からの帰りの飛行機は、ボーイング787ドリームライナーでした。ボーイング787は、就航以来、バッテリーからの出火トラブルが相次いだ機体ですが、一度、乗ってみたいと思っていた飛行機でしたので、関空〜台北線で搭乗できてラッキーでした。

ボーイング787の機体内部に入ると、照明にLEDが使われているためでしょうか、他のジェット機の機内よりも明るく、白い印象を受けました。新しいのでシートも綺麗で清潔感があります。座席自体は他の航空機と比べて特に大きい印象は持ちませんでしたが、通路の幅が若干広がったような印象を受けました。

ボーイング787の窓座席の窓には、ボーイング787の特徴の一つである、電子カーテンが用いられていました。写真のように窓の下の丸いボタンを押すと、窓の色が青く変化して徐々に暗くなっていきます。乗客が窓の透過光量を調節できて面白い機能ですが、個人的には以前のシェードの方が一瞬で暗くできたので便利に思いました。

乗り心地自体は、気流に起因する揺れもあったのでよく分かりませんが、以前の機体より、航行中の騒音が若干静かになっているような気がしました。また、昨年、ボーイング767で台湾に出かけたときより、少し早く目的地に着いたように思います。今回は、台北→関空で1時間55分のフライトでした。ボーイング787ドリームライナー、これからもトラブルなく、安全に空を飛んでほしいですね。

台湾に来ています

台湾高鐵昨年に引き続き、今年のゴールデンウィークも台湾に来ました。今年は、台湾の西側を南北に走っている台湾高速鉄道(台湾新幹線)を利用して、台中、台南、高雄も訪れてきました。

今日、台北市に帰ってきたのですが、台南や高雄はよい天気で暑かったのに、台北市は雨でとても寒く、暖かい上着が欲しいぐらいの気温です。日本から来ている観光客も「南だから暖かいと思ったのに寒いね〜」と話しながら、傘をさして夜市を歩いていました。台湾でも南と北では天候がかなり違うのですね。

左の写真は、今回、利用した台湾高速鉄道の車両です。日本の新幹線700系がベースになっているので、形がよく似ています。内装も日本の新幹線にそっくりで、車内に入って座席に座ると日本に帰ってきたような錯覚に陥りました。海外で長時間、鉄道に乗ったのは初めての経験ですが、車や飛行機よりも気軽でいいですね。台湾新幹線を利用してみて、他の国でも鉄道の旅をしてみたくなりました。

温泉・星空・観光旅行

9月末はあっという間に過ぎ、今日から10月に入りました。

今年も残すところ3ヶ月。最近、季節の変わり目のためか、体調を崩すことが多いので、健康対策をしっかりして、秋晴れのチャンスを逃さずに星見を楽しみたいところです。

この週末は天候が良かったので、奈良県南部まで出かけてきました。今回のメインは十津川温泉と熊野川の名勝の観光でしたが、夜、晴れていたので星空も見ることができました。

奈良県五條市から国道168号線をひたすら南下し、まずはお目当ての十津川温泉郷の湯泉地温泉で一風呂浴びました。 今回利用した温泉は、「滝の湯」という名前の日帰り温泉です。
十津川温泉
「滝の湯」はその名のとおり、露天風呂から滝を眺められる温泉です。旅館を改装した温泉施設なので休憩所もあり、こぢんまりと温かみの感じられる施設です。露天風呂へは、内湯から階段を下りていきます。素っ裸のまま階段を下りるのがなんとも開放的な気分で、十津川温泉郷の中でもお気に入りの温泉施設です。

一風呂浴びて夕食をとった後、空を見上げると綺麗に晴れていたので、十津川村にある玉置山の展望台まで上って、星空を観望しました。
十津川村の星空
空が暗くなると、南西の空に夏の天の川が輝きだしました。西の熊野の山並みに夏の天の川が沈んでいきます。今年の夏は天候が悪く、天の川の中で輝く星雲を撮影することが叶いませんでした。また来年、ゆっくりと撮影できることを期待して、デジカメで記念撮影したのが上の写真です。

翌日、十津川村からさらに南下し、熊野川の上流にある景勝地「瀞峡」へ向かいました。

瀞峡は国の特別名勝で、川の両岸が峡谷のようになっています。以前から、大変綺麗な場所だと聞いていましたが、兵庫県からは大変遠く、なかなか訪れることができませんでした。
瀞峡
瀞峡の中でも特に美しいといわれる「瀞八丁」の駐車場に車をとめて、川の方に歩いていくと、写真でよく見た峡谷が目に入ってきました。川を流れる水は透き通ったグリーン色で、神秘的な世界を作り出しています。

しばらく渓谷美に酔いしれていると、ブーンという甲高い音が下流の方から聞こえてきました。音はだんだん近づいてきますが、姿は見えません。すると突然、川の曲がり角から船体が表れ、目の前を突っ切っていきました。
瀞峡の高速船
瀞峡めぐりのウォータージェット船です。思っていたよりはるかに高速で、まるでジェットコースターが走り抜けたように感じました。今回は時間の都合で乗船できませんでしたが、きっと地上からは見えない瀞峡の見所を楽しめるのでしょうね。

帰りは、延々と続く国道169号線を北上して帰ってきました。自宅から吉野を経由して、北から大台ケ原に天体観測に出かける際は、いつも大台ケ原ドライブウェイの入り口が遠いと感じるのですが、今回は、瀞峡からドライブウェイの入り口まで戻るのも大変な距離でした。

大台ケ原ドライブウェイの看板が見えたとき、「やっとここまで帰ってきたか・・・」というのが正直な思いでした。熊野は本当に遠いですね。しかし、手付かずの自然が残る、魅力に富んだ素晴らしい場所だと思います。星空もとても綺麗ですから、また撮影機材を持って出かけたいですね。

GW後半は台湾へ

台湾の天文ショップゴールデンウィーク後半は、台湾へ旅行してきました。台湾は、2012年に訪れて以来の訪問です。前回は観光がメインの旅行でしたが、今回は現地の天文ファンと天体撮影に出かける目的で台湾を訪問しました。しかし天候に恵まれず、残念ながら、持っていった撮影機材が日の目を見ることはありませんでした。

日本と同様、台湾でも天体写真撮影が盛んです。日本の天文雑誌(星ナビや天文ガイド)のギャラリーにも、台湾の天文ファンの方が撮影された優れた作品が度々登場しています。台湾での天体写真の撮影地と言えば、合歡山が有名です。ここは標高が3,000メートル以上もあるので、透明度の高い星空を期待できます。今回、この合歡山で星空を観察するのを楽しみにしていたのですが、今年は梅雨入りがやや早まったようで、台湾滞在中の天気は、ずっと曇りか雨でした。

今回の台湾旅行は、天体撮影の点では残念でしたが、美味しい台湾の料理を堪能することができました。また、台湾の天文ファンの方々にもお会いし、現地の天文ファンの皆様の様子をお伺いすることもできました。写真は前回も訪れた台湾の天文ショップ「上宸光學」の店内写真です。GSO社のRC鏡筒が、セレストロン製やロスマンディー製の赤道儀に載せられて展示されていました。

年末年始の長期休暇

アーチーズナショナルパーククリスマスも過ぎて、今年も残すところ数日になりました。今年の年末年始は曜日の並びがよく、9連休になる人も多いみたいですね。ヨーロッパやハワイなど、例年より遠い地域への海外旅行が人気のようで、私の周囲にもパリへ行く友人がいます。冬のパリは相当寒いと思いますが、羨ましい限りです。

写真は、以前、このくらいの時期に出かけたアメリカのアーチーズ国立公園のスナップショットです。アーチーズ国立公園は、自然にできたアーチがたくさんある場所として世界的に有名で、夏のハイシーズンの時期は、世界中から大勢の観光客が訪れます。しかし冬になると閑散としており、この時もたまに観光客が遠くに見える程度で、むしろ寂しく感じるほどでした。

でもそのお陰で、国立公園内をゆっくりと散策することができました。この写真のような風景の中で一人たたずんでいると、まるで他の惑星に降り立ったような感覚に襲われたのを覚えています。広大なアメリカならではの風景で、日本ではなかなか味わえない感覚だと思います。そのような非日常を楽しむという意味でも、海外旅行は魅力的ですね。

京都南禅寺の紅葉

南禅寺の紅葉天文ファンの間で今、最も熱い話題と言えば、アイソン彗星でしょう。でも世間一般では、紅葉が一番かもしれませんね。この週末は天候が良く、アイソン彗星の観測もしばらく小休止の時期なので、私も京都で秋真っ盛りのモミジを楽しんできました。

見頃を迎えた紅葉に暖かく良いお天気、さらに週末ということで、ある程度の混雑は覚悟していましたが、まず、阪急電鉄の京都線特急列車が通勤電車並に混んでいたのに驚きました。さらに河原町駅から八坂神社へと続く道も大混雑で、人の波に押されて歩いているような感覚でした。途中立ち寄りたかった、抹茶パフェで有名な祇園辻利もいつにも増して長い行列ができていて、仕方なく通り過ぎます。やはりこの時期の京都は大人気ですね。

八坂神社に隣接する円山公園の紅葉を見て北上し、南禅寺まで歩きました。ただ、南禅寺の手前辺りから、次々来る観光バスが道をふさいで人が通れません。やっとのことで南禅寺の山門にたどり着きましたが、排ガスをたっぷり吸って咳き込んでしまいました。せめて大型の観光バスは、徒歩の参拝客だけでもいっぱいになる参道の手前で駐車するようにしてほしいですね。団体観光の方にとっても、いきなり境内の中で降ろされるより、風情のある参道からゆっくり情緒を楽しめる方がありがたいのではないでしょうか。

肝心の紅葉ですが、南禅寺の紅葉はちょうど見頃だったようで、境内のモミジが真っ赤に染まって美しかったです。皆さん、スマホやデジカメで写真を撮られていました。やはり美しい紅葉を見ると、自然と写真を撮りたくなるのでしょうね。大きなタブレットで写真を撮っている方もいて、画面に映った赤い紅葉を見るのも面白かったです。人の多さに少々疲れましたが、今年も京都の紅葉狩りを楽しめました。

プカキ湖で見た星空

天の川のアーチ今回のニュージーランド旅行では、テカポの天気が思わしくなかったので、レンタカーにカメラ三脚とポタ赤を入れて、晴れている場所まで遠征しました。テカポまで来て遠征とはなんだか複雑な心境でしたが、テカポを離れると晴れてきましたので、遠征のし甲斐はありました。

いろいろな場所に訪れましたが、遠征場所で最も印象が良かったのは、プカキ湖(Lake Pukaki)周辺のエリアです。プカキ湖はテカポ湖から50キロほど南西に離れたところにある湖で、レイクテカポの村からレンタカーで30分くらいでした。湖の大きさはテカポ湖と同じくらいのようで、湖の色合いもブルーで美しい湖でした。遠くにマウントクックも見えるので、景色の良さも抜群です。

プカキ湖の南側には舗装された駐車場があったので、ここの隅にポータブル赤道儀を設置して星空を撮影しました。画像は「天空にかかる天の川」と名付けた作品ですが、頭上にかかる天の川が、写真のように天にまたがって見えて美しかったです。外の気温は氷点下と寒くて遠征は大変でしたが、見事な天の川銀河を見ることができて感無量でした。

プカキ湖の周りには光害の原因となる建物がないので、夜空自体はテカポよりも暗い印象でした。レイクテカポの村内では撮りづらい全天写真も、この場所なら容易に撮れそうです。ここに天文仲間が集まって星空を撮影できれば、きっと楽しいことでしょうね。プカキ湖の様子は、風景写真ページのプカキ湖とマウントクックの写真をご覧下さい。またプカキ湖に行ってみたいです。

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