星空日誌「つぶやき」

養父市ほたるの里で蛍鑑賞

満月の時期なので星の撮影はできませんが、蛍が見頃を迎えつつあると聞いて、昨夜、兵庫県養父市にある「ほたるの里」に蛍鑑賞に出かけてきました。

「ほたるの里」を訪れるのは初めてです。明るいうちに撮影スポットを見ておこうと思い、19時前に現地に到着すると、既に蛍狙いのカメラマンが数人、三脚をセッティングされていました。

蛍の撮影

先客の方にご挨拶して三脚をセットし始めると、「今年は蛍が少ないよ」と常連さんらしい方が話しているのが聞こえてきました。少し不安になりましたが、せっかくここまで来たので、撮影の準備を進めました。

日没が過ぎて周囲が暗くなってくると、徐々に人が増えてきました。やがて小川の上に黄緑色の光が灯りだし、観客から歓声が上がります。薄明が終了する21時前になると、空に高々と蛍が舞い、蛍が作り出す見事な景色を楽しむことができました。

蛍の写真

上は、現地で撮影した蛍の写真です。蛍を写した画像10枚を比較明合成して、一枚の写真に仕上げました。風景写真ギャラリーに大きな蛍の写真を掲載しましたので、是非ご覧ください。

養父市の「ほたるの里」では、平成29年6月10日(土)、11日(日)、17(土)にホタル祭りが開催されるそうです。駐車場に近い場所はかなり混雑しますが、蛍は川沿いの比較的広い範囲に渡って飛ぶようなので、場所を選べばゆっくり撮影することができそうですね。

戸隠の鏡池

ゴールデンウィークに信州に出かけた折、戸隠に立ち寄ってきました。戸隠と言えば、戸隠奥社へと続く杉並木が有名ですが、今回は戸隠連峰を見渡せる鏡池を訪れました。

鏡池は、戸隠山をはじめとした山々を見渡せる場所として知られています。風がない日は水面に山並を鏡のように映すので、「鏡池」と名付けられたのでしょう。今回は、鏡池を背景に星空撮影をしようと考えていたのですが、あいにくと雲が頻繁に通る空模様で、思っていた写真を撮ることはできませんでした。

鏡池

星空写真は無理でしたが、代わりに、朝日を浴びた戸隠山の写真を撮影することができました。上は、鏡池から北方向に見える戸隠連峰を写した写真です。写真は画像処理でやや強調していますが、肉眼でも朝日を浴びて輝く山並みがとても美しかったです。本当に風光明媚な場所ですね。風景写真ギャラリーに、大きな「鏡池と朝焼け」の画像を掲載しているので、是非ご覧ください。

ゴールデンウィークということもあり、早朝の鏡池はカメラマンで一杯でした。朝焼けを撮るなら、薄明前には現地に入っていないと、撮影場所がなくなりそうです。

醍醐桜と星空

岡山県で有名な醍醐桜が満開になったと聞いたので、桜を見に出かけてきました。現地に到着したのは22時半ごろ、平日の夜というのに、醍醐桜の駐車場はほぼ満車でした。なんとか空きスペースに駐車して、桜の近くまで歩いていくと、桜の周囲は真夜中というのにカメラマンでいっぱいでした。

醍醐桜とカメラマン

デジカメの高感度性能が向上するにつれて、星空と景色を撮影する方が増えていますが、やはり桜と星空というのは人気がある被写体なのでしょうね。残念ながらこの夜は月が大きく、また人も多くて星空を撮りづらい条件でしたので、星空と桜の撮影は諦めて、周りの方々と話しながら、花見を楽しむことにしました。

撮影に来られていた方の中には、片道9時間かけてお越しの方がいらっしゃいました。今や醍醐桜は、全国的に人気があるのでしょうね。確かに桜の木はとても大きく枝ぶりも見事です。この大桜が丘の上に聳えているのですから、写真ファンとしては見逃せない被写体でしょうね。

醍醐桜

ちなみに醍醐桜は、岡山県落合町と勝山町の境界付近で花咲く桜の木で、後醍醐天皇が賞賛したという言い伝えが残っています。醍醐桜の樹齢は700年とも1000年とも言われています。醍醐桜の高さは18m。根回りの太さは9.2mもある大きな桜の木です。

富士山の壁紙

富士山の写真今日は、朝からやむことなく、雨が降り続いています。今は月が大きい時期なので、今のうちにたっぷり降って、次の新月期にはスッキリ晴れてくれると嬉しいですね。特に次の新月の3月9日は部分日食ですので、是非とも晴天に恵まれてほしいところです。

風景写真ギャラリーに、河口湖から撮影した富士山の写真を追加しました。今回、富士山に出かけたとき、様々な角度から富士山を拝みましたが、河口湖から眺めた姿が一番印象に残っています。この写真は、河口湖畔にある大石公園から撮影したものです。

この富士山の写真を壁紙サイズに加工して、風景写真の壁紙ページにも追加しました。フルHDサイズの壁紙も用意しましたので、是非ご利用いただけたら嬉しいです。次回は桜の咲く時期に富士山を訪ねて、桜と富士山のツーショットをカメラに収めたいと思っています。

大人気の又兵衛桜

又兵衛桜を狙うカメラマン今日は久しぶりの雨でした。でも午後には雨もあがり、明日は晴れてくるようです。あと1週間ほどでゴールデンウィークに入りますが、今年は月の巡りがよいので、休暇中に星空撮影を計画されている方も多いのではないでしょうか。是非とも晴れて欲しいですね。

桜の時期はほぼ終わったので少々時期はずれですが、今日の画像は、又兵衛桜の周りに集まったカメラマンの様子です。又兵衛桜は、奈良県宇陀市にある大きな枝垂桜ですが、NHKの大河ドラマのオープニングで紹介されたこともあり、大変多くの花見客で賑わう有名な桜です。この又兵衛桜の写真を撮影したときも、まだ日の出前だというのに第一駐車場は既に満車で、桜の周りには三脚が林立していました。これだけカメラレンズを向けられると、桜も照れてしまうでしょうね。

大きな桜の木ならどれもそうかもしれませんが、又兵衛桜の魅力は、見る角度によって姿が変わることです。また日の出の時間帯は、朝日の当たり方も刻々と変化します。この日は正面から何枚か撮影した後、桜の表情が綺麗に見える場所を探しましたが、カメラ三脚が林立していたのでなかなか思うように撮影できません。そこで、望遠レンズに変えて少し後方から桜の全体を撮影しました。このときに撮影した又兵衛桜の写真風景写真ギャラリーにアップロードしましたのでご覧ください。

雪化粧した金閣寺

雪景色の金閣寺昨日の雪はやみ、平地の雪もほとんど融けましたが、今日も強風が吹き荒れています。この雪と風の影響で交通機関が乱れている様子が報道されています。事故なども起きているようですので、どうぞお気をつけください。

都会では交通の混乱を引き起こす一方で、雪は、神社仏閣に降り積もると普段とは違った景色を生み出してくれます。以前から、雪景色の金閣寺を一度見てみたいと思っていましたので、絶好のチャンスと思い、昨日、京都まで出かけてきました。

画像は、雪が降り続く中で撮影した雪景色の金閣寺です。境内の中は思った以上に人が多くて、ベストポジションからは撮影できませんでしたが、念願の雪に覆われた金閣寺を撮影することができました。欲を言えば、雪がやんで日が差し込んでくれたら、より印象的な写真を撮れたと思いますが、時間も限られていたので仕方ありません。大きな画像も載せていますので、そちらも是非ご覧ください。
雪の金閣寺の壁紙を壁紙ページに追加しました。

藤の花の季節

藤棚近くの公園の側を歩いていると、藤棚が見頃を迎えているのに気づきました。最近忙しくてすっかり忘れていましたが、これから藤の花が見頃になる季節ですね。

藤の花は4月から5月にかけてが見頃になるようです。この大阪近辺では、平安神宮にある藤棚が有名で、観光客や写真ファンに人気があります。

よく星見に出かける八塔寺には、日本一の藤公園と呼ばれている和気の藤棚(こちらが公式HP)があります。総延長が500メートルもある藤棚で、出かけてみると確かに見たこともないような大きな藤棚でした。この藤棚には何種類もの藤の花が植えられていて、白や黄色と変わった色の藤の花も咲いていました。例年5月のゴールデンウィークの頃が見頃になるようです。八塔寺に出かけたら帰りに立ち寄ってみるもの良さそうですね。ランキング投票ボタン

動物園でデジスコ撮影

アムールヒョウ王子動物園では、普段見られない動物達も見てきました。miniBORG45EDとキャノンEOSKissDXのデジスコセットを持ってきていたので、猛獣達の写真も撮影してみました。

左はその中のベストショット、アムールヒョウの写真です(写真をクリックすると大きな画像が表示されます)。大きな写真を見ると、細かいヒョウの模様まで写っていて、光学系の解像度の良さがわかります。ピント合わせは完全マニュアルになるので厄介ですが、デジスコは良く写ります。凛々しい顔立ちしていますね。

ところでこのアムールヒョウは、人間の密猟のために現在は世界で30頭程しかいない絶滅寸前の種だそうです。広い地球に30頭とはすごく少ないですよね。こうした動物達を見ていると、地球は人間だけの世界でないことがわかります。最近の社会問題を鑑みると、人間は自分勝手すぎるような気がしてきますね。ランキング投票ボタン

咲くやこの花館でマクロ撮影

花のアップ今日は青空が広がる気持ちのいい晴天でした。せっかくの晴天なので、鶴見緑地にある咲くやこの花館に出かけてきました。咲くやこの花館は、1990年に開催された国際花と緑の博覧会のパビリオンでした。今では植物園として営業しています。

咲くやこの花館に入ると、洋ラン展が開催されていました。たくさんの綺麗な花が咲いていて、庭園に紛れ込んだようです。人も少なかったので、ゆっくり楽しめました。

今回はデジタル一眼にマクロレンズを付けて、花の撮影にチャレンジしてみました。いつもは星を写すのに使っているマクロレンズですが、本来の目的はこうした写真用です。花のクローズアップ撮影を楽しめました。いろいろな花を撮っているとこだわりが出てきて、あっという間に時間が過ぎていました。マクロの世界も奥が深いですね。ランキング投票ボタン

雨上がりの星空

紅葉と虹の橋新月期の週末と言うことで、昨夜の八塔寺にはたくさんの天文ファンが集まりました。昨日の夜空は・・・以下のような感じでした。

夕方頃は雨上がりの青空が綺麗に見えていて、皆の期待が高まっていたのですが、夜がふけるにつれて雲がどんどん厚くなります。西から強い風が吹き出したなぁと思っていると、突然雨が降ってきました。皆さん望遠鏡やデジカメを設置していますから、大慌てでカバーを掛けます。でも周りは真っ暗闇なので、作業がはかどりません。和やかムードの八塔寺が一瞬にして混乱状態になってしまいました。

雨はしばらくして止んだのですが、曇り空が続きました。雨で懲りた方は帰られましたが、ほとんどの天文ファンは晴れてくるのを願って滞在しています。その思いが通じたのか、午前4時頃になって分厚い雲が薄れ始め、その奥から星空が顔を見せ始めました。しばらくすると、空は満天の星空へと変わったのです。

薄明開始が5時20分ですから遅すぎる晴天ですが、雨で洗われた星空はとても綺麗で、いつにも増して星が輝いていました。ちょっと残念な撮影行でしたが、最後は今までの八塔寺の中でも印象に残る星空を見せてくれました。東空には、地平線からしし座まで綺麗な黄道光も見えていましたよ。よっぽど透明度が良かったのでしょうね。

PS:画像は雨上がりの八塔寺にかかった虹の架け橋です。紅葉した木々と色合いを競っているみたいですね。ランキング投票ボタン

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