星空日誌「つぶやき」

惑星撮影用のフリップミラー

惑星をカラーとモノクロカメラで撮影する際、光路を素早く切り替えられるフリップミラーを使用しています。以前は、ビクセン製のフリップミラーを使用していましたが、望遠鏡側が2インチで使いづらかったため、新しいフリップミラーを購入しました。

Astrostreetのフリップミラー

上は、天文ショップのアストロストリートで購入したマルチフリップミラーです。望遠鏡側が1.25インチスリーブなので、バローレンズやADC(ウェッジプリズム)に差し込めて好都合です。また、スリーブも取り外せるので、いろいろと応用が利きそうです。

フリップミラー比較

上写真は、ビクセンのフリップミラーと並べたところです。ビクセン製と比べると、アストロストリートのフリップミラーは横長ですね。理想を言えば、もう少し光路長が短い方がよいのですが、今後はこれを使って惑星撮影を楽しみたいと思います。

SXP赤道儀が生産終了

ビクセンSXP赤道儀の生産が終了したようです。数日前から噂が流れていましたが、ビクセンの公式サイトを見ると、製品一覧から消えていました。

SXP赤道儀

SXP赤道儀は、天体写真ファンの間でも人気があり、個人的にも使いやすい機材だと感じていましたので、生産終了とは驚きました。

後継機が出るのかもしれませんが、ユーザーとしてはちょっと寂しいニュースです。もし後継機が出るなら、AXシリーズと同じ形状の赤緯クランプにしてほしいと思います。

アイダスの新しい光害カットフィルターLPS-D2

天体撮影用フィルターでお馴染みのアイキャスエンタープライズ社から、新しい光害カットフィルター「IDAS LPS-D2」が発売開始されました。最近の街灯に使われている白色LED光に対応したフィルターということす。

従来モデルのLPS-D1とLPS-D2の波長ごとの透過率を比べると、LPS-D2では、波長450nm〜470nmの光が幅広くカットされているのが目に留まります。

アイダスLPS-D2フィルター
従来街灯に使われていた蛍光灯や水銀灯と比べると、LED街灯は波長が短く、460nm付近に大きなピークがあります。この波長の光をカットするための設計でしょう。

私の住んでいる街でもLED蛍光灯が多く、従来の光害カットフィルターでは、効果が感じられないようになってきていましたので、LPS-D2の登場は嬉しいです。実際の光害カット効果が気になりますね。

イスカ アルファライト 1300EX 防寒対策

新月期の3連休ですが、夜の天気が優れず、なかなか撮影に出掛けられていません。来週末にかけて晴れて欲しいですね。

1月の八塔寺の夜は非常に寒く、明け方の気温はマイナス10度まで下がりました。露光中は、車中で冬用シュラフに包まっているのですが、この時はシュラフに入っても寒くて震えるほどでした。

イスカのシュラフ

そこで、新たに上のイスカのシュラフ「アルファライト 1300EX」をアマゾンで購入しました。メーカーのWebサイトによると、「最低使用可能温度はマイナス20度。ヒマラヤや極地遠征にも」と書かれているので、保温性能に期待しています。

ちなみに、アルファライト1300EXは化繊なので、今まで使用していたダウンのシュラフと比べると、かなり大きくかさばります。車中泊では問題ありませんが、登山用には向かない大きさですね。

ZWO社冷却CMOSカメラの乾燥剤

最近、ZWO社の冷却CMOSカメラ「ASI174MM-Cool」で月を撮影すると、映像にゴミの影が映るようになってきました。このゴミはどうやらセンサーに付着しているようで、ガラスの外側からでは取れません。そこで、チャンバーを開けて清掃を試みました。

ZWO ASI 174MM

上はチャンバーの上蓋を開けた状態です。上は清掃後の写真ですが、開けた直後は、白い粉のような物質がセンサーや基盤に付着していて驚きました。

白い粉の原因は、センサーの周りに置かれた4つの乾燥剤のようです(グレーの円柱形の物体)。手で触ってみると、どうやらこの乾燥剤が劣化して、粉状化していたようです。冷却カメラですので、乾燥剤は必須ですが、粉状化する物質は困りますね。

とりあえず、劣化した4つの乾燥剤を外して様子を見ているのですが、今後、新しい乾燥剤に交換するかを悩み中です。

2018年のデジカメの新製品は

今年のカメラショーは、ラスベガスで1月9日に開催される世界最大の家電ショー「CES 2018」で幕を開けます。その後、CP+2018が3月1日に横浜で、9月にはフォトキナがドイツで開催される予定です。今年もいろいろなカメラが登場しそうですね。

個人的に注目しているのは、今年中の発表が予想されている、ニコンのミラーレス一眼カメラです。35ミリ判も噂されていますが、どのようなレンズマウントを採用して、ニコンFマウントとの互換性はどうなるのかが気になります。

キヤノンからは、EOS5Dsの後継機が発表されるように思います。昨年、大ヒットしたニコンD850にも採用されている、裏面照射型のCMOSセンサーを搭載してくるのでしょうか。高感度ノイズ特性に優れていれば、星空撮影にも使えそうです。

カメラの祭典

ソニーは昨年、α9やα7RIIIを発表したので、今年は大物発表はないかもしれません。パナソニックは、GH5の高感度バージョンGH5Sを発表すると予想されています。GH5sの常用ISO感度は、51200まで向上するということなので、星撮りにも使えるかもしれませんね。

その他には、ペンタックス645Zの後継機?、富士フィルムからは、X-H1の登場が予想されるなど、多くの新製品の登場が期待されています。星向きのカメラが出てくるかどうか、今から楽しみですね。

星空撮影用ソフトフィルターの比較

星空撮影に銀塩フィルムが使われていた頃に比べ、デジタルカメラで星空を撮影すると明るい星もシャープに小さく写るので、デジタルカメラでの星空撮影では、よくソフトフォーカスフィルターが使用されています。

下は、フィルターの有り無しの比較写真ですが、やはりフィルターを使って撮影した方が、星座の形がよくわかりますね。

ソフトフィルター効果

ソフトフォーカスフィルターは便利ですが、製品によってソフト効果が異なり、星の滲む量も変わってきますので、撮影者の意図に合ったフィルターを選ぶことが大切です。

個人的に興味もあったので、撮影によく使用しているケンコー製、ニコン製、LEE製のソフトフィルターを使って実際に星空を撮影して、星空撮影用ソフトフィルターの比較ページをまとめ、Webサイトに追加しました。

ソフトフィルター星像比較

上は、追加したページの一部画像ですが、フィルターの種類によって、星の滲み方が異なっているのがわかります。フィルターを選ぶ際のポイントも記載しましたので、ソフトフィルターを選択する際のご参考になれば幸いです。

ビクセンAXJ赤道儀を見てきました

今日は午後から雨模様になりましたが、先週はしばらく良い天気が続いたので、天体撮影を楽しむことができました。今年の天候は散々でしたが、最後の新月期にようやく晴天に恵まれた感じです。来年の新月期は毎回、晴れてほしいですね。

今日は、協栄産業大阪店に立ち寄って、新しく発売されたビクセンAXJ赤道儀を見てきました。下の画像は、展示されていたAXJ赤道儀です。操作はしていませんが、見て触った感じでは、結構しっかりしたつくりだという印象を受けました。

ビクセンAXJ赤道儀

AXJ赤道儀の隣には、ビクセンAXD2赤道儀が置かれていました。大きさを比べるとAXJ赤道儀の方が一回り小さく、AXJ赤道儀のフォーク式極軸固定部分がシルエットの違いとして目立ちます。フォーク式の部分は、強度はわかりませんが、持ち上げるときに手を掛けられそうですね。AXD赤道儀は、手を掛けるところがなく、いつもヒヤヒヤしながら組み立てていますので、これは遠征派にとってありがたい構造ではないでしょうか。

最近、ビクセン製の赤道儀が注目を集めていますが、タカハシからもAXJ赤道儀と同じクラスの赤道儀が発表されると嬉しいですね。ちょうどEM-200とEM-400の間が開いていますので、タカハシEM-300赤道儀が登場すれば、面白いのではないでしょうか?

Really Right Stuffのポケット三脚 TFA-01

Really Right Stuffのポケット三脚「TFA-01」を購入しました。11月末にRRS社のWebサイトで送料無料セール(海外注文の場合は25ドルオフ)が行われていたので注文したところ、週末に到着しました。

RRS社のミニ三脚

TFA-01は、いわゆるミニ三脚に分類されるカメラ三脚で、高い強度が魅力の機材です。下写真は、フルサイズデジタル一眼レフカメラのニコンD810Aとシグマ24ミリArtレンズを載せた様子です。

コンパクト三脚とデジカメ

三脚に比べてカメラ本体が大きく、不安定に見えますが、カメラに触れてもグラつかず、重いカメラをしっかりと保持しています。ただ三脚の脚が短いので、脚とカメラの向きによっては、バランスを崩すことがあります。この点については、ミニ三脚なので仕方ないですね。

折りたたむとコンパクトになるミニ三脚は、海外旅行時などに便利なアイテムですね。次回、南半球に出かけるときは、この三脚を使って、星空撮影を楽しみたいと考えています。

ビクセンAXJ赤道儀が発売開始

ビクセンは、高精度赤道儀「AXJ赤道儀」を11月30日から発売すると発表しました。AXJ赤道儀は、CP+に参考出品され、天文ファンの注目を集めていた機種です。ついに市場に登場しましたね。

ビクセンAXJ赤道儀

ビクセンAXJ赤道儀は、同社赤道儀ラインナップの中で、フラッグシップモデルAXD2赤道儀と、SXP赤道儀の間を埋める機種です。「SXP赤道儀では搭載重量に不安があるが、AXD2赤道儀では大きすぎる」というユーザーに適した機種ではないでしょうか。

AXJ赤道儀は、AXD赤道儀用の三脚だけでなく、一回り小さいSXシリーズ標準の「SXG-HAL130三脚」にも対応しています。新規ユーザーだけでなく、SXPユーザーの買い替え需要も考えているのかもしれません。

下に、AXJ赤道儀とAXD2赤道儀の比較表を載せました。
AXJ赤道儀 AXD2赤道儀
赤経ギア φ114.5mm、歯数225、真鍮製 φ135mm、歯数270、真鍮製
赤緯ギア φ98mm、歯数192、真鍮製 φ108mm、歯数216、真鍮製
赤経軸 φ40mm、炭素鋼 φ50mm、超超ジュラルミン
赤緯軸 φ40mm、炭素鋼 φ50mm、超超ジュラルミン
ベアリング数 14個 21個
駆動 パルスモーター、マイクロステップ駆動(300pps) パルスモーター、マイクロステップ駆動(400pps)
動力伝達 ベルト駆動 ギア駆動
追尾精度 ±4秒 ±2.8秒
搭載可能重量 約2〜22kg 約2.7〜30kg
本体重量 約17.4キロ 約25キロ
価格 ¥700,000 ¥980,000

一覧表にして比べてみると、モーターの伝達方式が、ギアからベルトドライブに変わっていますが、ビクセンAXJ赤道儀は、AXD2赤道儀をスケールダウンした仕様になっています。

AXJ赤道儀の価格は、タカハシEM-200Temma2Zの価格が435,000円ですので、60万円程度だと予想していたのですが、少し高めの設定ですね。とはいえ、本体重量が軽く、追尾精度の高いAXJ赤道儀は、天体写真ファンにとって魅力的な機種だと思います。人気機種になるかもしれませんね。

星空日誌メニュー

お勧め天文・写真書籍
Ranking Banner


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
最新の記事
Calendar
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>
プロフィール
archives
Links
others
mobile
qrcode