星空日誌「つぶやき」

ε-180EDの主鏡を洗浄

劣化した植毛紙で汚れてしまったε-180EDの主鏡を洗浄しました(下写真は一緒に洗ったε250のミラーです)。

ミラーの洗浄

最近、ミラーの洗浄には、眼鏡用の洗剤「めがねのシャンプー」を使用しています。食器用の中性洗剤よりも、洗剤がミラーに残りにくいように感じます。

撮影機材のページに、ε-130Dのレビューを追加しました。フルサイズデジタルカメラで撮影した画像の、ピクセル等倍画像も掲載していますので、ご覧いただければ幸いです。改めて見ても、ε-130Dの星像は写野全体に渡ってシャープですね。

タカハシε-180EDの斜鏡

ε-180EDの斜鏡を鏡筒から外し、植毛紙を確認したところ、植毛紙が劣化して、ところどころ剥げてしまっていました。

下の写真は斜鏡ホルダーから植毛紙を剥がしている途中ですが、植毛紙の毛の部分が落ちて黒い粉となっているのがわかります。この後、全て剥がしてミラーを洗いました。

斜鏡

植毛紙は迷光防止に効果がありますが、劣化すると粉状化するのが厄介ですね。私のε-180EDは2006年製ですので、12年で劣化したことになります。

斜鏡を中性洗剤で洗っていると、斜鏡のセンターマークが取れてしまいました。てっきり油性インクでマークされていると思っていたのですが、シール(塗料)のような何かをミラー上に貼り付けていただけのようで、取れたときは驚きました。

斜鏡の植毛紙の劣化に続いて、センターマークまで取れてしまい、光軸調整にまた時間がかかりそうです。そろそろミラーの再メッキも必要かもしれません。

ステラショットのオートガイド

昨夜は久しぶりに八塔寺に撮影に出かけてきました。新月期の週末で梅雨の時期の貴重な晴天ということもあり、八塔寺には大勢の天文ファンが集まりました。お世話になった皆様、ありがとうございました。

ε-180ED

持参した機材は、タカハシε-180EDとデジタル一眼Astro6Dです。導入や撮影、オートガイドには、ステラショットを使用しました。6月11日にリリースされたアップデーター1.5gを出かける前に適用し、撮影を始めたのですが、アップデートしたのが悪かったのか、この日はオートガイドが暴れてしまいました。

症状としては、最初は何事もなくオートガイドしているのですが、数枚目の途中になると、ガイド信号が大きくなりだし、ガイドが暴れて収束しなくなりました。アップデート以前と設定パラメーターは同じですし、原因はよくわかりません。

結局、途中からM-GENオートガイダーに切り替えて撮影を行いました。こちらは安定してオートガイドできましたが、ステラショットから切り替えたときに、奇妙な現象(?)に気づきました。

ステラショット

ステラショットを終了した後、M-GENと赤道儀のスターブックTENコントローラーを繋いで、キャリブレーションを行いました。普段、M-GENでキャリブレーションを行うと、赤経と赤緯の角度は直交し、100%に近い値が表示されるのですが、この時は何度繰り返しても角度が90度に満たず、値も80%前後です。

そこで、スターブックTENに登録されているアライメント情報をクリアしてキャリブレーションを実行したところ、いつもどおり100%の値が出て、無事にオートガイド撮影を開始することができました。

消去前に、スターブックTENに登録されていたアライメント情報は、ステラショット上で同期したデーターなのですが、この情報があるとM-GENのキャリブレーションが失敗するというのが不思議です。いずれにせよ、ステラショット を使った後に、他のオートガイダーで追尾するときは、アライメント情報を一旦消した方が良さそうです。

天頂ミラーによる像の違い

天頂ミラーは、光路を90度曲げることができる便利なツールですが、製品によって見え方に違いがあると感じています。

これまで、メーカー名も記載されていない製品から、ビクセン製やExplore Scientific製など、いろいろな天頂ミラーを使用してきましたが、今でも愛用しているのは、以下の2つの天頂ミラーです。

天頂ミラー

左はタカハシ製、右はテレビューのエバーブライト ダイアゴナルミラーです。どちらの天頂ミラーも像の悪化が感じられず、天体望遠鏡やアイピースの能力を損なわない高精度ミラーだと思います。

これら2つの天頂ミラーは、見え方は同等ですが、テレビューの方がミラーが若干大きく、内部の造りが丁寧なように感じます。価格はタカハシの方がやや高いので、テレビューがお勧めかもしれません。

その他のメーカーでは、William OpticsのDura Brightシリーズの評価が高いようです。こちらは2万円前後なので、上記2社の製品(4万円前後)と比べると、かなりリーズナブルです。私は使用したことはありませんが、スペックを見ると魅力的ですね。

高性能アイピースを使っても、天頂ミラーの精度が悪いとアイピースの能力を発揮できません。ニュートン反射望遠鏡でも斜鏡の面精度は重要ですが、それと同じですね。

FSQ85EDで撮ったM8M20

ギャラリーに、大塔村へリポートで撮影したM8とM20の写真をアップしました。今回は、前回のε-130Dではなく、FSQ-85EDで撮影した写真です。ちなみにε-130DとFSQ-85EDは、AXD赤道儀に同架して撮影しました。

前回、ギャラリーにε-130Dの作品を追加したときに、「屈折望遠鏡よりも星の色が鮮やか」とコメントしましたが、FSQ-85EDの写真を処理し、画像を拡大してみると、星の発色についてはそれほど変わらない印象を受けました。

M8とM20

ただ、ε-130Dはスパイダーによる光条が発生するので、写真が華やかに見えます。また、光条にも星の色が反映されるので、その影響でより一層、星が鮮やかに感じられたのかもしれません。

今回は、FSQ-85EDを直焦点で使用したこともあり、フルサイズの周辺像は拡大すると結構流れていました。周辺はε-130Dの方が星像が良いですね。FSQ-85EDにフルサイズを使うなら、最近、発売されたフラットナー1.01×が必須だと感じました。

イプシロン三兄弟

近畿地方も梅雨入りしてしまいました。週間天気予報を見ると、曇りと雨マークがずらりと並んでいます。しばらく星空とはお別れですね。

お借りしていたタカハシε-130Dを返却する前に、我が家のε-250とε-180EDを並べて写真を撮ってみました。

高橋製作所のε望遠鏡三兄弟

こうして並べてみると、ε-250の大きさが際立っていますね。昔は遠征によく持って行っていましたが、重さが30キロ以上もあるので、最近は持ち出す機会もめっきり減ってしまいました。

ビクセンR200SSの裏話

昨日から、気持ちの良い晴天が続いています。梅雨入り前の貴重な晴れ間ですので、昨夜は火星を狙ってみたのですが、すぐに気流が悪くなり、撮影できませんでした。今夜はどうでしょうね。

昨日、協栄産業大阪店にお邪魔したところ、ちょうど宙ガールイベントで来阪されていた、ビクセンのN社長にお会いしました。いろいろなお話をうかがったのですが、中でも興味深かったのが、R200SSにまつわる話です。

R200SS

ビクセンR200SSは、20年以上も作り続けられているニュートン反射望遠鏡ですが、初期の頃から数えて数回は設計変更され、現行機はかなり完成度が高くなっているそうです。最近の大きな変更は、主鏡の支持方法だそうで、確かに店頭に置かれていたR200SSを確認すると、主鏡の押さえ爪が目立たず、写真撮影にも使いやすそうに感じました。

以前、R200SS用のコレクターPHの発売に合わせて、期間限定で、R200SSのオーバーホールキャンペーンが開催されたことがありますが、キャンペーンで受け付けた鏡筒は、全て最新型に改良して返却されたそうです。R200SSの初期型を持っている方にとっては、かなりお得なキャンペーンだったのですね。

惑星撮影用のフリップミラー

惑星をカラーとモノクロカメラで撮影する際、光路を素早く切り替えられるフリップミラーを使用しています。以前は、ビクセン製のフリップミラーを使用していましたが、望遠鏡側が2インチで使いづらかったため、新しいフリップミラーを購入しました。

Astrostreetのフリップミラー

上は、天文ショップのアストロストリートで購入したマルチフリップミラーです。望遠鏡側が1.25インチスリーブなので、バローレンズやADC(ウェッジプリズム)に差し込めて好都合です。また、スリーブも取り外せるので、いろいろと応用が利きそうです。

フリップミラー比較

上写真は、ビクセンのフリップミラーと並べたところです。ビクセン製と比べると、アストロストリートのフリップミラーは横長ですね。理想を言えば、もう少し光路長が短い方がよいのですが、今後はこれを使って惑星撮影を楽しみたいと思います。

SXP赤道儀が生産終了

ビクセンSXP赤道儀の生産が終了したようです。数日前から噂が流れていましたが、ビクセンの公式サイトを見ると、製品一覧から消えていました。

SXP赤道儀

SXP赤道儀は、天体写真ファンの間でも人気があり、個人的にも使いやすい機材だと感じていましたので、生産終了とは驚きました。

後継機が出るのかもしれませんが、ユーザーとしてはちょっと寂しいニュースです。もし後継機が出るなら、AXシリーズと同じ形状の赤緯クランプにしてほしいと思います。

アイダスの新しい光害カットフィルターLPS-D2

天体撮影用フィルターでお馴染みのアイキャスエンタープライズ社から、新しい光害カットフィルター「IDAS LPS-D2」が発売開始されました。最近の街灯に使われている白色LED光に対応したフィルターということす。

従来モデルのLPS-D1とLPS-D2の波長ごとの透過率を比べると、LPS-D2では、波長450nm〜470nmの光が幅広くカットされているのが目に留まります。

アイダスLPS-D2フィルター
従来街灯に使われていた蛍光灯や水銀灯と比べると、LED街灯は波長が短く、460nm付近に大きなピークがあります。この波長の光をカットするための設計でしょう。

私の住んでいる街でもLED蛍光灯が多く、従来の光害カットフィルターでは、効果が感じられないようになってきていましたので、LPS-D2の登場は嬉しいです。実際の光害カット効果が気になりますね。

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