星空日誌「つぶやき」

TSA-120Nが限定再販

高橋製作所から、TSA-120N鏡筒が数量限定で再販売されるようです。TSA-120N鏡筒は、TSA-120鏡筒と光学性能は同じで、フードを固定式にしたモデルです。 2018年12月にも数量限定で発売されました。



TSA-120は、2枚目にスーパーEDガラスを使用した、3枚玉アポクロマート式屈折望遠鏡です。スーパーEDガラスを2枚使用したTOA-130と比較すると、球面収差などが若干多いですが、軽いので持ち運びのしやすい鏡筒です。

TSA-120は、レデューサーやフラットナーレンズをTOA-130と共用できるので、以前から気になっている望遠鏡です。サイドバイサイドで恒星像を覗き比べたら、どんな感じでしょうね。

ビクセン レデューサーHDの星像

6月10日、近畿地方も梅雨入りしました。しばらくは、湿度が高く蒸し暑い天気が続きそうですね。21日の部分日食の日ぐらいは晴れてほしいのですが、梅雨なので期待薄でしょうか。

ビクセン レデューサーHDを取り付けたビクセンED103SとキャノンEOS6Dで撮影したピクセル等倍画像を、以下に掲載しました。画像をクリックすると、Webサイトの大きな画像が開きます。



撮影対象は、先日アップした、たて座の散開星団M11です。最四隅で若干色ずれが感じられますが、35ミリフルサイズの画角全体にわたって、星像はほぼ均一です。掲載画像は、フラット補正を行っていない画像ですが、周辺減光もそれほど目立ちません。

ビクセン レデューサーHDは、他社製のレデューサーと比べて、焦点距離を短くする力は弱いですが(0.79倍)、星像は良好ですね。最近のデジカメは高感度特性が優れているので、明るさよりも星像の良い補正レンズの方が、撮影や画像処理時のストレスが少ないように思います。

MT-200接眼体のオーバーホール

週末は気持ちの良い快晴に恵まれたので、ドロチューブの動きが悪くて前から気になっていた、タカハシMT-200の接眼体をオーバーホールしました。

下が、分解したタカハシMT-200の接眼体です。構造は、現行のε-180EDやε-130Dと同じですね。屈折望遠鏡と異なり、可動範囲が狭いので、ドロチューブ筒は短いです。



オーバーホールは、まず、シリコン除去スプレーを使って、古いグリスを拭き取ります。その後、十分乾かしてから、新しいグリスを可動部分に塗布し、組み立てて終了です。

回転体部分は若干遊びが感じられたので、粘度の高い光学ヘリコイド用グリスを塗りました。グリスの影響で、動きが少し重くなりましたが、これならガタが発生する心配はなさそうです。

今日も良い天気ですが、週間予報を見ると、週半ば以降は曇りや雨マークが続いていますね。いよいよ本格的な梅雨シーズンの到来でしょうか。

ビクセンED103Sで撮ったM8とM20

ビクセンED103SにレデューサーHDを取り付けて撮影した「いて座の M8とM20」をギャラリーに追加しました。大きな画像も掲載したので、是非ご覧ください。



ED103S用の旧レデューサーは周辺星像が悪かったのですが、SD103S用に新開発されたレデューサーHDは、35ミリフルサイズ周辺でも星像はシャープで、気持ちのいい像を結んでくれます。最近のビクセンの補正レンズの性能は、素晴らしいで すね。

レデューサーHDは、SDフラットナーHDとセットで定価56,000円です。この性能なら、納得の価格だと思います。なお、レデューサーHDは単体では使用できず、SDフラットナーHDと組み合わせて使用します。

タカハシ TEMMA3 シリーズ

昨日、高橋製作所から、新しい赤道儀「タカハシ EM-11 TEMMA3」が発表されました。噂されていた、TEMMA3シリーズの公式発表です。

電装品をリニューアルしたTEMMA3は、無線LANに対応しており、パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットからも自動導入が可能になりました。無線だけでなく、有線接続も可能で、従来のRS232Cに加えて、USBでも接続できます。ユーザーの要望に応えた充実装備ですね。



外観については、赤道儀パネルは従来機(TEMMA2)と同じように出っぱっていますので、ほぼ同じですね。ただ、LAN接続に対応するための付属機器(電源インターフェース)が増えています。

赤道儀の電源は、従来機のように、赤道儀パネルに電源ケーブルを直接つなぐのではなく、電源インターフェイスを介して赤道儀に電気が供給されるように変更されています。電源インターフェースは、LAN機能などが集約されているためでしょう、結構大きく感じられます。



ハンドコントローラー端子とオートガイド端子は、従来通り、赤道儀パネルに設けられています。ハンドコントローラーには、液晶ディスプレイが採用されました。

ハンドコントローラーの液晶画面では、赤経・赤緯値や設定項目を確認できるようです。ということは、ハンドコントローラーからも自動導入できるのでしょうか。個人的には、ビクセンSTARBOOK TENのようにコントローラーから自動導入するのが好きなので、気になるところです。



他に気になる点は、電源インターフェースの接続が必須なのはわかりますが、無線LANやLAN接続でパソコンから操作する場合も、ハンドコントローラーを繋ぐ必要があるのかです。遠征撮影時は荷物を減らしたいので、ハンドコントローラー不要で自動導入、オートガイド追尾できると便利だと思います。

従来機を使い慣れたユーザーからすると、ハンドコントローラーとオートガイドケーブルは赤道儀パネルに接続し、有線LANと電源は電源インターフェースに繋ぐという点が少々ややこしく、慣れるまでは混乱するかもしれません。

理想を言えば、LAN機能をハンドコントローラーか赤道儀パネルに集約して、赤道儀の外部機器を減らしてもらいたかったというのが本音です。

とはいえ、TEMMA3が無線LANに標準対応し、ハードウエアリミットスイッチを標準装備するなど機能が充実したのは、嬉しいです。今後、続いて登場するであろう、EM-200 TEMMA3やEM400 TEMMA3の発表も楽しみです。

ビクセンSDフラットナーHDの星像

ゴールデンウィーク真っただ中ですが、新型コロナウィルス蔓延の影響で、例年になく静かな大型連休になりました。緊急事態宣言は延長されるようですが、このGWの外出自粛が効果を表し、コロナウィルス感染状況が終息に向かってほしい ですね。

SDフラットナーHDを取り付けたビクセンED103Sと、キャノンEOS6Dで撮影したピクセル等倍画像を、以下に掲載しました。画像をクリックすると、Webサイトの大きな画像が開きます。



撮影対象は、ふたご座のM35星団です。テスト撮影日は晴れ間が西空しかなかったため、M35を撮影対象に選びました。M35の高度が低いため、星が少し肥大気味に感じますが、35ミリフルサイズの画角全体の星像はほぼ均一で、四隅でも星像は丸く保たれています。

掲載画像は、フラット補正を行っていない画像ですが、周辺減光も目立ちません。四隅の色ずれも感じられず、かなり良い印象を持ちました。レデューサーHDを使用してみるのが楽しみです。



なお、撮影に使用したED103Sは、メーカーにてデジタル対応SD改造サービスを施してもらったものです。この改造サービスを受けると、接眼部に上のようなシールが貼られます。 デジタル対応SD改造サービスは、7,000円(消費税別・送料別)かかりますが、現行機種のSD103Sと同じ性能になるのは嬉しいです。ちょっとしたチューンナップサービスですね。

ステラショット2

アストロアーツ社の天体撮影ソフト「ステラショット2」が届いたので、早速、パソコンにインストールしました。



操作画面は、前バージョンとほとんど同じですので、戸惑うことなく、すんなりと移行できそうです。

前作のステラショットでは、現時刻の星空しか表示できませんでしたが、ステラショット2では、任意の星空を表示できるようになりました。これは嬉しい改善ですね。



その他にも、ステラショット2には、スーパー・ポーラー・アライメントや微動導入など、天体撮影に使いやすい機能が追加されています。子午線反転がかからない微動導入は、ベテラン撮影者には嬉しい機能ですね。

また、使用できるカメラとして、デジタル一眼レフカメラの他に、ZWO社とQHYCCD社のCMOSカメラも使えるようになりました。私も、少し古いモデルですが、ZWO社のASI174MMカメラを所有しているので、試してみたいと思います。

FSQ-106EDPが登場

タカハシから、FSQ-106EDPが発表されました。FSQ-106EDPは、FSQ-106EDの接眼体に取り付けられていた回転装置を取り外し、代わりに、ドロチューブ部分にCCA-250用の回転装置を取り付けたマイナーチェンジモデルです。

FSQ-106EDを持っていない方には変更箇所が分かりにくいかもしれませんが、下の画像をご覧いただくと、変更された箇所がわかると思います。



以前、FSQ-106EDを使用していたことがありますが、正直に言って、FSQ-106EDの接眼体の回転装置は使いづらく、CCA-250用のパーツを流用してカメラを取り付けていました。今回のマイナーチェンジは、ユーザーの要望に応えた結果かもしれませんね。

この接眼体の変更により、FSQ-106EDPは、FSQ-106EDに比べて価格が約5万円安くなっています。FSQ-106EDの購入を考えていた方にとっては、良い購入の機会ではないでしょうか。なお、FSQ-106EDPは、数量限定の発売だそうです。

MGEN-3 オートガイダー 発売開始

スタンドアローンオートガイダーとして人気を博してきた「ラセルタ MGEN スーパーガイダー」の後継機、「ラセルタ MGEN-3 オートガイダー」が、協栄産業から発売開始されました。昨年末ぐらいから、一部ネット上で、MGEN-3の噂が流れていましたが、とうとう正式リリースです。

MGEN-3

今回のMGEN-3の発表にあたり、マニュアル作成のお手伝いをさせていただきました。新しいMGEN-3を触ったとき、最初に感じたのは、コントローラー画面の見やすさです。前機種と比べて液晶画面が大きく詳細になり、カラー表示もされるようになって、表示される文字や星像が格段に見やすくなりました(カメラ自体はモノクロです)。

また、前機種では、オートガイドを開始するまでに、何度か画面を行ったり来たりする必要がありましたが、今回はユーザーインターフェースが強化されて、目的のページにたどり着きやすくなり、かなり使いやすくなったと思います。

より使いやすく、高精度になったMGEN-3オートガイダーの登場は、天体写真ファンにとって嬉しいニュースです。これまで、MGENスーパーガイダーの購入を迷われていた方にとっても、購入に踏み切る良い機会ではないでしょうか。

タカハシ Temma3シリーズが登場か

今朝流れた、志村けんさんの訃報には驚きました。芸能情報には疎い私ですが、志村けんさんの演技は子供の頃から好きでした。本当に残念でなりません。

高橋製作所がTemma2Zシリーズ赤道儀の生産を終了を1月中旬にアナウンスしてから、2か月以上が経ちました。そろそろ新シリーズの発表があるかなと思っていたところ、どうやら次の天文雑誌面で新しい赤道儀の発表があるようです。

その名もTemma3と名付けられた赤道儀ですが、基本的な機械機構やデザインは、Temma2シリーズから大きな変更はなさそうです。制御システムが変更し、Temma2 よりも導入速度が上がるようですね。

天文雑誌の発売が4月5日ですから、その前後に高橋製作所から公式な発表があるでしょう。暗いニュースが続いていますが、タカハシの新しい赤道儀を楽しみに待ちたいと思います。

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