星空日誌「つぶやき」

星と自然のフェスタ 2023に参加

週末、長野県小海町で開催された星祭り「星と自然のフェスタ 2023」に参加してきました。現地では、普段、SNS等で交流させていただいている方をはじめ、多くの方とお話し、楽しい時間を過ごすことができました。お世話になった皆様、ありがとうございました。



今年は2日目からの参加でしたが、昨年から会場レイアウトが変更されたので、最初はメイン会場がどこにあるのか分からず、迷いました。幸いSNSで場所を教えていただき、無事に到着。企業ブースは屋内になっていました。屋内なら突然の強風など、天候に悩まされることがないので、安心ですね。参加者としても、夜も寒くなく、快適でした。

上の画像は、けーたろさんが設置された機材です。けーたろさんとは20年来のお付き合いですが、いつも工夫を凝らした機材を見せていただき、刺激をいただいています。今回は、モバイルバッテリーから赤道儀やカメラの電源を供給するシステムを展示されていました。

下は、12月発売予定のステラショット3のデモをされていたアストロアーツ社のブースです。



ステラショット2で要望の多かったフォーカサー対応をはじめ、カメラのオフセット設定も追加され、より使いやすく進化したという印象を受けました。また、無線デバイスのGearBoxは、LANケーブルでも接続できるようになっており、通信時の信頼性も増したというお話でした。



最後の写真は、八ヶ岳連峰の紅葉の様子です。事前の予報では、少し怪しい感じの予報でしたが、快晴とはいかないまでも、晴れ間も広がり、十分、星空観望や電視観望を楽しむことができました。今年も楽しい星空イベントを開催していただいた主催者の皆様、ありがとうございました。来年の開催も楽しみにしています。

いながわ星まつり 2023

昨夜は、猪名川天文台で開催された「いながわ星まつり」に行ってきました。天気はあいにくの曇り空でしたが、アットホームな星祭りで参加者も多く、とても楽しめました。



星まつりは17時開始で、星空コンサートの後、クイズ大会が開催されました。「子供向けの内容ですから」と言われましたが、後ろで聞いていると、なかなかの難問ぞろいでした。

「星座は、動物の星座の方がそれ以外の星座よりも多い。○か×か」や、
「1年間で地球に降り注ぐチリや隕石を集めたら、50トン以上になる。○か×か」という問題もあり、初めて知る内容もありました。

クイズ大会の後は、観望会です。雲が多かったのですが、薄雲越しの土星や月を、いろんな天体望遠鏡で見せていただきました。



望遠鏡の中で人気だったのは、ユニステラのeVscopeです。ZWOのSeestarと同じスマート望遠鏡ですが、電子ビューファインダー(EVF)を覗き込むので、リアルで見ているような感覚です。私もヘルクレス座のM13やこぎつね座のM27、こと座のM57を見せていただきましたが、写真のようにカラフルな色付きで見えたのがとても印象的でした。



最後の写真は、京都大学大学院理学研究科が開発した「ダジック・アース」というデジタル地球儀です。会場では木星の画像を投影していました。ダジック・アースは、球形のスクリーンに、PCプロジェクタで地球や惑星を投影する装置で、立体感が感じられるのが特徴です。小さいスクリーンでも立体展示できるそうなので、家庭でのオブジェとしても面白い装置だと感じました。

昨夜は風強くて寒かったのですが、会場は大いに盛り上がり、終始和やかで笑顔が絶えない星祭りでした。お世話になった皆さま、ありがとうございました。また来年もお邪魔したいと思います。

星をもとめて 2023

週末、京都のるり渓で開催された星祭り「星をもとめて 2023」に行ってきました。「星をもとめて」も、今年で23回目だそうです。私は第2回目から参加していますが、あっという間に年月が経ったなぁという感じです。

今年はとても天気が良く、日中は非常に暑くて熱中症を心配するほどでした。幸い、協栄産業さんが大きなテントを設置されていたので、日中はテントの陰で休憩させていただきました。



上は、協栄産業ブースでデモが行われていた、Planewave製のフォーク赤道儀と望遠鏡のセットです。高価な機材ですが、遠隔でスムーズに動く様子は、天体撮影の新しい可能性を感じさせてくれました。

会場では、撮影地でよくご一緒する方だけでなく、普段お目にかかれない方ともお話できて、楽しい時間を過ごすことができました。



夜は、観望広場でSeestarを使って電視観望を楽しみました。上は、現地で撮影したM33の画像です。Seestarからfit形式の画像をパソコンに転送し、ステライメージ9でコントラストと彩度を強調しました。

合計11分の画像ですが、腕の部分まで写りました。星祭り会場は照明が眩しかったのですが、やはり自宅よりも淡い部分がよく写りますね。機会があれば、星空の綺麗な場所で試してみたいところです。

CP+2023の注目機材

2月23日から4日間の日程で開催されたCP+2023が終了しました。会場では多くの天文ファンの方とお会いし、楽しい時間を過ごすことができました。お世話になった皆様、ありがとうございました。

以下、展示物で気になった機材をまとめます。

ビクセンブース



VSD90SS(VSD90F5.5)が一番の注目株でしたが、個人的には、SD103SIIとSD115SIIにリングスペーサーが採用されたことが地味に嬉しかったです。SD81Sの時のように、リングスペーサー交換キャンペーンも実施予定とのことで、私のED103Sも是非、キャンペーンで交換してもらおうと考えています。

また、ワイヤレスユニットがAP赤道儀に対応する予定ということも嬉しいニュースでした。これでAP赤道儀を更に活用することができそうです。

サイトロンジャパンブース

入場ゲートすぐそばにブースが設置され、始終賑わっていたサイトロンブース。Askarをはじめ、多くの望遠鏡が展示されていて、見応えがありました。



目を引いたのは、赤道儀に載せられていた口径15センチの屈折望遠鏡、Askar151PHQです。世界にまだ数本しかない鏡筒だそうで、迫力がありました。

151PHQのフードを覗き込んでみると、D=151mm、F=1057mmと書かれていましたので、口径151mm、焦点距離1057mm、F7の鏡筒ということでしょう。光軸調整ネジが見当たらなかった点が気になりましたが、担当者によれば、「非常にシャープな見え味」とのことです。

トミーテックブース(BORG)

BORGでお馴染みのトミーテック社は、ケンコー・トキナーのブースに望遠鏡を展示されていました。

ブース内で一番目立っていたのは、BORG 125FL SPカーボン鏡筒セットです。



聞けば、通常のカーボンより軽量で高強度のスーパーレジン工業社製の新世代カーボンを使っているそうです。実際に持たせてもらうと、驚くほど軽く、片手で楽々持ち上げることができました。口径125mmの望遠鏡とは思えない軽さで、驚きました。

筒だけではなく、光学系にもキヤノンオプトロン社のフローライトレンズを用いるなど、高性能を目指した鏡筒だそうで、実売が楽しみな一本です。

CP+2023の会場にやって来ました

2月23日から4日間の日程でパシフィコ横浜で開催されているカメラと映像のイベント、CP+2023の会場にやってきました。

新型コロナの影響で、CP+の会場イベントが開催されるのは4年ぶりとのこと、私が参加したのはさらにその1年前だったので、前回のパシフィコ横浜訪問からもう5年も経つのかと少し感慨にふけってしまいました。

まず初めに訪れたのは、天体望遠鏡のビクセンブースです。ネットやSNS等で注目を集めているVSD90F5.5が展示されていました。



VSD90は小海町のイベントでもデモ機を見せていただきましたが、CP+2023のイベントに合わせて、価格や発売日が公式に発表されました。

税抜きで62万円という価格は、口径9センチの望遠鏡としてはかなり高価ですが、最近の物価高や性能を考えると妥当なところでしょうか。VSD100ユーザーとしては、大変気になる望遠鏡です。

この後、サイトロンジャパンやカメラメーカーのブースを回ってみたいと思います。

星と自然のフェスタ 2022に参加

週末、長野県小海町で開催された星祭り「星と自然のフェスタ 2022」に参加しました。現地では、SNS等で交流させていただいている方々をはじめ、多くの方とお話し、楽しい時間を過ごすことができました。お世話になった皆様、ありがとうございました。



会場では、ビクセンのVSD90の実機に触れることができました。開発のご担当者ともお話させていただき、VSD90にVSD100用のレデューサーを流用できることを知りました。発売開始がますます楽しみになりました。

ペンタックスのブースでは、12月発売予定のアイピースが展示されていました。ブース前には、ペンタックス150SDPが設置され、天文ファンの注目を集めていました。150SDPの実物を見たのは、天体望遠鏡ショー以来でしたが、やはり大きいですね。今回、改めて見ても、迫力があります。



「星と自然のフェスタ」に参加したのは、今回で2回目です。他の星祭りに比べると、会場が広々としていて、八ヶ岳という風光明媚な場所ということもあり、訪れるだけで気持ちよく感じます。また、シャトレーゼ系列のホテル敷地内なので、宿泊も可能で、食事やスイーツを楽しめるという点も魅力的ですね。

会場のブースも天文だけではなく、クラフトショップや飲食店も出店していて、特に星に興味が無くても楽しめるイベントだと感じました。同行した妻もクラフトショップや飲食店巡りを楽しんでいました。



そして何より、晴天に恵まれる確率が高い、11月上旬に開催されるのがいいですね。今回、日曜日の天候は下り坂でしたが、金曜日と土曜日の夜は晴天に恵まれ、星空観察を楽しむことができました。やはり星祭りですから、天候は重要だと思います。

楽しい星空イベントを開催していただいた主催者の皆様、ありがとうございました。来年の開催も楽しみにしています。

追記: 小海町に訪れる際、茅野市八ケ岳総合博物館で開催されている、諏訪天文同好会の設立100周年を記念する企画展も見学してきました。



会場には、同好会設立時の様子や古い太陽黒点の記録など、貴重な当時の資料が展示されていて、興味深く拝見しました。お近くの方は、是非ご覧になってみてはいかがでしょう。

天体望遠鏡で花火を撮影

先週末(8月27日夜)、「なにわ淀川花火大会」が3年ぶりに開催されました。現地に出かけることはできなかったので、20kmほど離れた六甲山の麓から、天体望遠鏡で花火を撮影してみました。

花火撮影に使用した望遠鏡は、タカハシFOA-60Qです。FOA-60Qはエクステンダーレンズが内蔵された、F15の天体望遠鏡です。イメージサークルが広く、像も非常にシャープなので、この鏡筒を選びました。

花火は、開始直後の煙の少ない時の方が綺麗に撮ることができます。そこで、最初のスターマインに絞って撮影を行いました。



上が、撮影したスターマインの写真です。幸い、ちょうどよいタイミングで撮影することができました。花火は動画撮影が主流になりましたが、静止画撮影も緊張感があって面白いですね。



2枚目は、大きな尺玉が打ち上げられたときに撮影した写真です。大きな花火は、花開いたときの色が複雑で美しいですね。

遠くからですが、夏の風物詩の大阪の花火大会を天体望遠鏡を使って楽しむことができました。

星と自然のフェスタ 2021に参加しました

週末、長野県小海町で開催された星祭り「星と自然のフェスタ 2021」に参加してきました。幸い、二日とも晴天に恵まれ、久しぶりの星祭りを堪能することができました。



会場となった小海町を訪れたのは今回が初めてでしたが、会場近くの八千穂高原には、ずっと以前、天体撮影で訪れたことがあります。八千穂高原付近は、標高が高く、気温が低いというイメージがあったので、道路の積雪が心配でしたが、今回は天候も良く、ノーマルタイヤで訪れることができました。

星祭りの会場には、数多くのブースが出店されていました。各ブースの中でも一際賑わっていたのが、シュミット(サイトロンジャパン)のブースです。



このところ、話題のAskar屈折望遠鏡シリーズに加え、最近、発表された大型望遠鏡「SHARPSTAR SCA260」も展示され、天文ファンの注目を集めていました。夜になると、電視観望のイベントもブース前で開催されて、イベント開催中、人垣が途絶えることがありませんでした。

会場には、クラフトショップや飲食店も出店していました。昼間は、太陽望遠鏡による観望会も開催されていて、天文ファンでなくても、日中だけ訪れて、楽しめるイベントだったように思います。



また、私は最近、サイクリングに興味を持っているのですが、ヤマハのe-Bikeブースでは試乗会を開催していたので、高原の中、サイクリングも楽しませていただきました。電動のマウンテンバイクのフィーリングがとても良かったです。

現地では、しらびそ高原でお会いして以来、十数年ぶりになるKさんをはじめ、Youtubeやブログでご活躍されている方々ともお会いでき、多くの方々と交流を深めることができました。現地でお世話になった皆さま、ありがとうございました。

最後に、星と自然のフェスタ関係者の皆様、素晴らしい星祭りの開催をありがとうございました。また来年も訪れたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今週末は八塔寺星祭り

台風10号が去った後、曇りがちの天気が続いています。大気の状態が不安定なのでしょう、突然、大粒の雨が降ってきたりするので、傘が手放せません。

今週末の8月24日(土)は、八塔寺の望ヶ丘キャンプ場にて、毎年恒例の八塔寺星まつりが開催されます。週間天気予報を見ると、曇りや雨のマークが並んでいて不安になりますが、晴天率が高い八塔寺ですので、きっと晴れてくれるでしょう。



今年は、いつもの八塔寺星を観る会のメンバーに加えて、大阪あすとろぐらふぃ〜迷人会の方も参加される予定です。私も観望機材を持参して参加する予定ですので、会場でお会いできれば幸いです。

ちなみに、胎内星祭り2019も今週末に開催予定です。こちらは国内最大の星祭りとあってブースも多く、多くの人で賑わいそうですね。今年の見所は、William optics社のFLT-156APO屈折、ユニテック社SWAT-350のスペシャルモデル「V-spec」、タカハシの新製品(?)でしょうか。どちらの星祭りも晴れますように。

CP+2018の会場で見つけた製品

CP+2018の会場で見つけた製品の一部をご紹介します。



ケンコー・トキナーのブースに「ハーフプロトン(A)フィルター」が展示されていました。ハーフNDフィルターと同じように、フィルターの半分だけがソフトフィルター加工されています。

フィルターの大きさは、100×125mmです。発売開始は5月の予定、希望小売価格は28,400円(税別)とのことです。地上風景はシャープなまま残し、星空だけをぼかしたい用途に便利だと思います。



同じブースに、SAMYANGの新しいAFレンズシリーズも展示されていました。SAMYANGのレンズはコストパフォーマンスが高く、星空撮影用としても人気があるので、実写性能が気になります。

また、昨年11月に発売開始されたスリック社のポータブル赤道儀「ECH-630」が、ケンコーのスカイメモTと並べて展示されていました。



実物を見たのは初めてだったのですが、直方体の形状はカメラバックにすっぽり収まりそうですね。ただ想像していたよりも大きく、大きさはスカイメモTと変わらないように思いました。

STCフィルターのブースでは、「E-Warmer防曇ヒーターフィルター」が展示されていました。



夜露防止ヒーターと言えば、レンズの周囲に巻くものと思っていましたが、これはフィルター自体を温める構造のようです。時間の関係で、詳しい使用方法については聞けませんでしたが、面白い構造ですね。

写真を撮るのを忘れてしまいましたが、シグマのブースには、個人的に気になっている「14-24mmF2.8DGHSMArt」レンズが展示されていました。ただ、皆さんの注目は、大口径レンズ「シグマ105mmF1.4DGHSM」に集まっていたようです。

シグマ105mmF1.4DGHSMは、開放F値が明るいレンズなので、ポタ赤を使って大きく広がった星雲を撮るには適しているでしょうね。価格や発売時期が気になります。

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