星空日誌「つぶやき」

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トールのかぶと星雲

NGC2359今朝は、一日中雨が降り続いた昨日とはうって変わって、気持ちのよい青空が広がりました。夜も晴れたら、今、見頃を迎えている木星を観望しようと思っていたのですが、残念ながら夕方から曇ってしまいました。今年の5月31日には火星が地球に近づくので、それまでに惑星撮影の勘を取り戻しておきたいところです。

冬の星雲星団ギャラリーに、NGC2359の写真を追加しました。NGC2359は、おおいぬ座に位置する星雲で、「トールのかぶと星雲」という呼び名があります。トールというのは、北欧神話に出てくる雷神のようで、NGC2359にはその他にも「ダック星雲(あひる星雲)」という愛称があります。ただ個人的には、かぶとやあひるの形にはちょっと見えないですね。

NGC2359の中心には、ウォルフ・ライエ星(HD 56925)という特殊な星が存在すると考えられています。ウォルフ・ライエ星は、他の恒星に比べて表面温度が非常に高く、強い恒星風が吹いている星で、NGC2359は、ウォルフ・ライエ星から噴出したガスが広がってできた星雲と言われています。宇宙は広く、様々な星があるものですね。

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