星空日誌「つぶやき」

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10Micron GM1000赤道儀

日本では、ビクセンやタカハシ製の赤道儀の使用率が高いですが、海外では様々なメーカーが赤道儀を製造しています。先日、八塔寺でご一緒したSさんは、イタリアの10Micron(テン・マイクロン)製のGM1000赤道儀をお使いでした。下はその10Micron GM1000の写真ですが、黒いボディが引き締まった印象を与え、精悍に感じられます。

10Micron赤道儀

10Micron社の赤道儀は、日本ではかなり珍しい機材だと思いますが、国際光器さんが取り扱いを始めたため、徐々に知名度が上がってきているように感じます。今回見せていただいたGM1000赤道儀は、10Micron社の中では小型の赤道儀です。それでも本体重量は20キロ弱あり、搭載可能重量は25キロ前後ですので、タカハシEM-200より一回り大きな赤道儀になります。

ご参考までに、国際光器さんが取り扱っている10Micron赤道儀の一覧を以下に記載しました。GM1000やGM2000であれば何とか遠征に持ち出せる重さですが、GM3000赤道儀を超えると、本体重量だけで60キロに達しますので、備え付け用の赤道儀ですね。

名称 GM1000HPS GM2000HPS GM3000HPS GM4000HPS
本体重量 19.5kg 29kg 60kg 120kg
搭載重量 25kg 50kg 100kg 150kg


10Micronの赤道儀は、メーカーによれば、高精度のエンコーダーが装備されているのが特徴のようです。その他にも、大気差補正機能や電子バランス調整等、最新の機能が満載されています。また、実際に動作しているところを見ましたが、高速導入時の動作音が非常に静かで、最初は動いていないのではと思ったほどです。

ちなみに極軸望遠鏡は搭載されておらず、実際の星を使った3点アライメントで合わせるようです。ユーザーのSさんによると、この作業に結構時間がかかるようですので、遠征撮影ではPole Masterなどの電子極軸望遠鏡を使った方が便利そうだと感じました。

10Micronの赤道儀はとても魅力的ですが、赤道儀の機能の豊富さや大きさを考えると、遠征用よりも設置用、それもリモート天文台に適した赤道儀かもしれません。最も大型のGM4000赤道儀なら150キロまで載せられますので、それこそ口径40センチオーバーのカセグレン望遠鏡でも搭載できそうですね。

追記:Sさんからの情報で、天体望遠鏡のファインダーを使って極軸合わせアライメントを行えば、数分で作業が終わるだろうとの追加情報をいただきました。また、GM1000の搭載重量は公称25キロですが、20キロまでにしておいた方が安心とのことです。Sさん情報ありがとうございました。

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