星空日誌「つぶやき」

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KAF-16200センサー

モラビアン製G3-16200冷却CCDカメラには、KAF-16200センサーが使われています。KAF-16200センサーのサイズは約27.2×21.6mmと、いわゆるAPS-Hとほぼ同様の大きさのCCDです。撮像素子の面積としては、天体撮影によく使用される35ミリフルサイズとAPS-Cセンサーのちょうど中間くらいになります。下の図をご覧いただくと、KAF-16200センサーの大きさのイメージがつくと思います。

KAF-16200センサーの大きさ

KAF-16200センサーは、フルサイズやAPS-Cと比べて、縦横比が正方形に近いという点が特徴の一つです。この縦横比は、昔ながらの全紙や四つ切サイズにプリントする際に好都合で、今回、このセンサーを用いたカメラを選んだのも、この点が理由の一つでした。

また、KAF-16200の適度なピクセルサイズ(6.0×6.0μm)にも魅力を感じています。極小ピクセルサイズのセンサーも良いのですが、あまりに小さすぎると、光学系の性能や気流の影響を考えると、性能を発揮できる機会は少ないと思います。6ミクロン程度なら明るい光学系から長焦点まで楽しむことができると考えて、このセンサーを選びました。

ただ、屈折望遠鏡で撮影すると、輝星に、スパイダーのある反射望遠鏡で撮影したような回折像が現れる場合があります。下は、ビクセンVSD100とKAF-16200センサーで撮影した写真の拡大画像ですが、星の周りに光条のようなものが出ているのがわかります(星の周りのハロは、使用しているLRGBフィルターの反射によるものです)。

KAF-16200センサーの問題点

それほど目立たないので、私は気にしていませんが、屈折望遠鏡でスパイダーによる光条のないすっきりした画像を撮影したい方には、お勧めできないセンサーかもしれません。価格的にも入手しやすい大判センサーですので、この点が少々残念ですね。

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