星空日誌「つぶやき」

Mewlon-250CRSのオフアキ撮影システム

台風5号の影響で九州地方は大雨のようですが、来週末には梅雨明けとの予報も発表されました。次の新月期は撮影を楽しめそうですね。

オフアキシステム

上図は、私が撮影に使用しているMewlon-250CRSの、オフアキ撮影用のシステムチャートです。タカハシのシステムチャートを真似て描きました。

オフアキシスガイダー(三ツ星製OAG-8)は、レデューサーCR0.73×の後ろにネジ込んでいます。オフアキの後ろにカメラマウントを介して、EOS製デジタル一眼レフカメラを取り付けています。OAG-8の厚みは、20.15mm、EOSカメラマウントの厚みは、約8mmです(テーパーアダプター含む)。

オートガイダー視野内にガイド星が見つからないときは、カメラ回転装置(TSA-102)を回してガイド星を探しています。天体写真は南北を合わせるのが一般的ですが、オフアキの場合は、ガイド星が見つからないことも多いので、多少ずれても気にしないことにしています。

2枚玉アポクロマート屈折の可能性

タカハシから、2枚玉アポクロマート屈折望遠鏡のFC-100DZが発表されました。アポクロマートと言えば3枚玉、とこだわりを持っている方もいますが、FC-100DZは魅力的ですね。

FS-128

2枚玉と比べると、屈折面が多い3枚玉の方が、確かに性能向上を目指せます。しかし、鏡筒本体が重くなる点と価格が上昇する点が厄介で、個人的には、2枚玉アポが実用的で使いやすいと思っています。

レンズが大口径になると、温度順応にどうしても時間がかかります。3枚玉のTOA-130の場合は、数時間は外気に馴染ませないと、ピント位置がずれてしまいます。その点、FCやFSシリーズは温度順応が比較的早く、使いやすいですが、球面収差の補正は3枚玉には敵いません。

Agema光学望遠鏡

2枚玉で3枚玉に匹敵する望遠鏡があればと思っていたところ、海外の天文フォーラムを読んでいると「Agema Optics」というメーカーの望遠鏡に目が留まりました。メーカーの公式サイトを読んでみると、レンズの間隔を開けて配置した対物レンズを採用した2枚玉フローライト屈折望遠鏡のようで、従来の3枚玉アポを凌ぐ性能を有しているようです(タカハシFOA-60の大口径版のようなイメージでしょうか)。

価格は、口径13センチの「AGEMA SD 130」で、5900ドルですので、2枚玉アポとしては高価ですね。今の為替相場ですと、TOA-130NSと同じくらいの価格でしょうか。フィールドフラットナーレンズの仕様がよくわりませんが、撮影性能にも優れているなら、気になる望遠鏡です。

追記:中古機材販売ページにカメラレンズと電動フォーカサーを追加しました。お問い合わせいただければ幸いです。

FC-100DZが発表されました

昨日、高橋製作所から、口径10センチの新しい屈折式天体望遠鏡「FC-100DZ」が発表されました。FC-100DZは、フローライトレンズを採用した二枚玉アポクロマート屈折式望遠鏡です。

メーカーによれば、FC-100DZではフローライトレンズと組み合わせるレンズを、相性の良い高屈折ガラスにすることによって、色収差をさらに低減させることに成功したそうです。デジタル写真で問題になる青から紫色のハローは、FC-100Dの約半分に抑え、眼視性能も長焦点F9バージョンのFC-100DLを上回る性能を有しているとのことです。

FC-100DZ

上は、メーカーが公表している、FC-100DZとFC-100DLの球面収差図です。比較してみると、FC-100DZの方が各波長の光のバラつきが若干少なく、よりシャープな像が得られそうです。

タカハシ FC-100Dは完成度が高かったので、更に性能を向上させた、FC-100DZが出るとは予想していませんでした。FC-100DZには、Temma2Zと同じく、Zの略称が付けられていますが、これがフローライト2枚玉の最終モデルということでしょ うか。

フラットナーやレデューサーレンズは、FC-100Dと共通ですので、今後、FC-100Dシリーズからの買い替えが増えるかもしれませんね。

冷却CCDカメラのフランジバック

先週末は、少し天気が回復しましたね。天体撮影できるほどの夜空ではありませんでしたが、貴重な晴れ間を利用して、冷却CCDカメラのフランジバックを測定してみました。

測定したのは、SBIG製のSTL-11000M冷却CCDカメラです。10年以上前に購入したカメラですが、アダプティブオプティクスと呼ばれるAO-Lを取り付けたので、改めてフランジバックを測ってみました

冷却CCDカメラ

当Webサイトのフランジバックの寸法一覧にメーカーの公表値を載せていますが、これによると、STL-11000Mのフランジバックは39.6mm(含:アクセサリーブロック)です。STLのフランジバックにAO-Lのバックフォーカス38.0mmを足すと、77.6mmになります。

一方、TOA-130望遠鏡にSTL11000カメラを取り付けて、焦点の位置から実測してみたところ、STL+AOLのフランジバックは、約72mmになりました。この値には、STLに内蔵した3mm厚のフィルターも含まれています。

実測してみると、フランジバックは、予想していたより短い結果になりました。AO-Lと鏡筒の取り付け方法を工夫できれば、メタルバックが72ミリのレデューサーの光学系(FSQ-106ED+Reducer)にも取り付けることができるかもしれません。

ニコンのダハプリズム双眼鏡

私が持っている双眼鏡はポロプリズム双眼鏡ばかりなので、コンパクトで軽いダハプリズム双眼鏡が欲しくなり、ニコンサロンに出かけて、最新の双眼鏡を見比べてみました。

まず最初に覗いてみたのは、ニコン100周年モデルの「WX 7x50 IF」です。これは全くコンパクトではないので、候補ではなかったのですが、テーブルの上にドカンと置かれていたので、思わず手に取ってしまいました。

手持ちでは非常に重く、IFなのでピントを合わせるのも大変ですが、さすがに像は非常に明るく、透き通るような視界にほれぼれしました。視界も広く、この双眼鏡で観望する星空はさぞ素晴らしいだろうと思いました。ただお値段も、税抜き64万円と素晴らしく高額で、ちょっと手が出ません。

WX 7x50 IF

Nikon WX双眼鏡をしばし楽しんだ後、EDG(約19万円)、モナークHG(約11万円)、モナーク7(約5万円)を並べて、見比べてみました。どれも口径42ミリで8倍のモデルです。

大きさはどれも似たようなものですが、モナークHGとモナーク7に比べ、EDGは少し重く感じました。モナークHGとEDGのボディには、マグネシウム合金が使われているので、モナーク7より重くなるのは納得ですが、モナークHGとEDGの重量の差は何でしょうね。

室内をさっと見た印象では、各双眼鏡にそれほど差は感じられませんでしたが、周辺像はフィルードフラットナーが入っている分、モナーク7に比べて、EDGとモナークHGの方が、像の歪みが少なく感じました。

しばらく見比べた後、鏡筒を前レンズ側から覗くと、モナーク7とモナークHGの内面のつや消し加工は、ほぼ同じように見えました。一方、EDGの筒内には内面反射防止用の絞り環のようなものが設置され、各部の色消し塗装も良好に感じました。

つや消し加工を見比べた後、それを意識して像を観察すると、モナークHGに比べ、EDGの方がコントラストが高いようにも感じましたが、室内でははっきりとした違いはわかりませんでした。星空を観察すれば、結果が変わってくるのでしょう。

室内で見比べた印象では、星だけでなく、気軽に旅行などにも持ち運ぶなら、モナークHGぐらいの価格と性能が妥当かなと思いました。できれば、星祭りなどで実際に星空を覗き比べてから購入したいですね。

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