星空日誌「つぶやき」

望遠鏡フードの自作とギャラリーの整理

先日、Mewlon-250CRSで撮影した画像を処理していると、迷光が写りこんでいることに気づきました。Mewlon-250CRSには簡単なフードしか巻いていなかったので、撮影中に外光が入ってしまったのかもしれません。そこで、Mewlon-250CRS用のフードを自作することにしました。

ネット上で公開されているフード作成ページを参考にしながら、今回は、巻きダンボールを使って、望遠鏡用のフードを作成することにしました。下は鏡筒の取り付け部分を作っているところですが、Mewlon-250CRSは鏡筒径が大きいので大変です。何も考えずにダンボールを巻いてしまいましたが、もう少し工夫が必要かもしれません。

自作フード

目指すは、究極の望遠鏡フードとも評されるFT鏡筒フードと言いたいところですが、FTフードのクオリティはとても高いので、到底無理ですね。第一、このペースでは次の新月期に間に合うかどうかも怪しいところです。

ところで、掲載写真の枚数が多くなり、少々見にくくなっていた天体写真ギャラリーを整理しました。具体的には、デジタル一眼レフカメラで撮影したギャラリーを、星雲星団のギャラリー星景星空写真のギャラリーの2つに分けました。

Sh2-278

また、季節はずれですが、載せ忘れていた「リゲル付近の散光星雲Sh2-278の写真」も追加しました。思い立ってから作業にかかるまで、かなりの時間を要してしまいましたが、少しでも見やすくなっていれば嬉しいです。

結婚式の撮影はフルサイズ

週末は、神戸ハーバーランドで行われた友人の結婚式に出かけていました。ハーバーランドには、ノートルダム神戸をはじめ、カップルに人気の式場がいくつかあります。港町神戸のおしゃれなイメージが、結婚式と合うのでしょうね。

結婚式の撮影には、先日、購入したキヤノンEOS8000Dと35ミリフルサイズデジカメを使用しました。ガラス張りの式場は明るかったので、EOS8000Dでも問題ありませんでしたが、披露宴会場はカーテンが閉められていてかなり暗く、ISO感度を上げるとノイズが目立ってしまいました。

披露宴とウェディングケーキ

結局、EOS5DMarkIIとD810で撮影しましたが、やはり結婚式は、ノイズの少ないフルサイズが有利ですね。また、新郎新婦は思った以上に動くので、フルサイズならISO感度を上げて、早いシャッターを切れるのも便利です。

ところで、下は披露宴に招待された友人が買ってきてくれたお土産です。福岡のお土産で、マンハッタンというドーナツです。福岡では知らない人はいないほど有名なお菓子だそうですが、私は今回、初めていただきました。

マンハッタンドーナツ

食感はやや固めで、クセになりそうなおいしさです。トースターで少し温めると、生地が柔らかくなり、そこにコーティングのチョコが溶け出して染み込み、絶妙な味わいでした。マンハッタンドーナツは福岡でしか買うことができないそうですので、福岡に出かけた際には、是非お試しください。

10Micron GM1000赤道儀

日本では、ビクセンやタカハシ製の赤道儀の使用率が高いですが、海外では様々なメーカーが赤道儀を製造しています。先日、八塔寺でご一緒したSさんは、イタリアの10Micron(テン・マイクロン)製のGM1000赤道儀をお使いでした。下はその10Micron GM1000の写真ですが、黒いボディが引き締まった印象を与え、精悍に感じられます。

10Micron赤道儀

10Micron社の赤道儀は、日本ではかなり珍しい機材だと思いますが、国際光器さんが取り扱いを始めたため、徐々に知名度が上がってきているように感じます。今回見せていただいたGM1000赤道儀は、10Micron社の中では小型の赤道儀です。それでも本体重量は20キロ弱あり、搭載可能重量は25キロ前後ですので、タカハシEM-200より一回り大きな赤道儀になります。

ご参考までに、国際光器さんが取り扱っている10Micron赤道儀の一覧を以下に記載しました。GM1000やGM2000であれば何とか遠征に持ち出せる重さですが、GM3000赤道儀を超えると、本体重量だけで60キロに達しますので、備え付け用の赤道儀ですね。

名称 GM1000HPS GM2000HPS GM3000HPS GM4000HPS
本体重量 19.5kg 29kg 60kg 120kg
搭載重量 25kg 50kg 100kg 150kg


10Micronの赤道儀は、メーカーによれば、高精度のエンコーダーが装備されているのが特徴のようです。その他にも、大気差補正機能や電子バランス調整等、最新の機能が満載されています。また、実際に動作しているところを見ましたが、高速導入時の動作音が非常に静かで、最初は動いていないのではと思ったほどです。

ちなみに極軸望遠鏡は搭載されておらず、実際の星を使った3点アライメントで合わせるようです。ユーザーのSさんによると、この作業に結構時間がかかるようですので、遠征撮影ではPole Masterなどの電子極軸望遠鏡を使った方が便利そうだと感じました。

10Micronの赤道儀はとても魅力的ですが、赤道儀の機能の豊富さや大きさを考えると、遠征用よりも設置用、それもリモート天文台に適した赤道儀かもしれません。最も大型のGM4000赤道儀なら150キロまで載せられますので、それこそ口径40センチオーバーのカセグレン望遠鏡でも搭載できそうですね。

追記:Sさんからの情報で、天体望遠鏡のファインダーを使って極軸合わせアライメントを行えば、数分で作業が終わるだろうとの追加情報をいただきました。また、GM1000の搭載重量は公称25キロですが、20キロまでにしておいた方が安心とのことです。Sさん情報ありがとうございました。

シグマAPO180mmとSWAT-350

火曜日の夜、ポータブル赤道儀SWAT-350にシグマ APO 180ミリレンズを載せて、オリオン座三ツ星付近の星雲を撮影しました。この夜は生憎の天気だったため、ほとんどの画像に雲が写り込んでしまい、最終的に使えたのは4枚のみでしたが、せっかくなので処理してみました。

オリオン座の星雲

上が画像処理後の写真です。撮影枚数が少ないところ、淡い星雲を明るく表現するために強調したため、かなり荒れてしまいましたが、バーナードループやオリオン座の淡い星雲も画面に表れました。総露出時間12分で、これだけ写るのですから、明るいカメラレンズは手軽でいいですね。大きな画像は、デジタル一眼ギャラリーの「オリオン座三ツ星とバーナードループ」をご覧ください。

今回使用した、シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM レンズは、お借りしたレンズです。このレンズは以前から天体写真ファンの評価が高かったので、気になっていました。今回実際に使用してみると、色収差がほとんどないシャープな像を結ぶことがわかり、高評価にも納得できました。次回は、晴れた夜にじっくりと夏の星雲を撮ってみたいです。

レンズを載せる赤道儀には、ユニテック社のSWAT-350を使用しました。一回り小さいSWAT-200に載せられると思っていましたが、送られてきた箱を開けたときにレンズ本体の大きさに驚いたので、余裕を見てSWAT-350を選びました。下はSWAT-350に撮影機材一式を載せたところです。

シグマ180ミリレンズ

SWAT-350に大きなシグマの180ミリレンズと重いAstro6Dカメラを載せましたが、搭載重量にはまだ余裕が感じられました。ユニテック社の公式ブログでは、ボーグ 107FLを載せて撮影されている様子も紹介されていますので、シグマ180ミリレンズセットをもう一つ載せても大丈夫そうです。

ポタ赤とカメラレンズの組み合わせなら、持っていく機材も少なくてすみ、設置や撤収も素早くできますので、心身共に負担が少なくていいですね。身軽な機材でも得られる画像は本格的なので、これから夏にかけての天体撮影を楽しむのにも適した組み合わせだと思います。

オフアキに適したオートガイダー

火曜日の夜、夜半まで天気が持ちそうだったので、オフアキのテスト撮影に出かけてきました。家を出るときは、近場の社の森公園に行くつもりだったのですが、車を走らせているうちに気が変わり、八塔寺まで行ってしまいました。やはり慣れた場所が気楽でいいですね。

先日の記事でも触れましたが、オフアキ撮影用のオートガイダーには、UltraStarをはじめとした、撮像素子の面積が大きく、感度の高いカメラが適しています。そこで、月面撮影用に使用しているZWO社のASI174MM-Coolをオートガイダーに用いて、Mewlon-250CRSで撮影を試してみました。

ASI-174MM-cool

上は、ASI174MM-Coolの写真です。ASI174MMカメラには、1/1.2型のCMOSセンサー「SONY IMX174」が用いられています。センサーサイズは、UltraStarオートガイダーより更に大きく、感度は、オートガイダーとして人気のあるQHY5L-Mより若干高いので、スペックとしては、オフアキに理想的なオートガイダーのように思われます。

ただ、私が所有しているASI174MM-Coolには冷却機能が付けられているため、非冷却のASI174MMに比べてフランジバックが約5ミリ長く、ピントが出るかどうかが問題でした。しかし、現地でオフアキのアダプターを変更してみると、ギリギリ、ピントを合わせることができました。

PHD2.6.2ガイドグラフ

上は、当日のガイドグラフです。PHD2.6.2も問題なくガイドできるようになり、ガイドグラフも安定しています。また、センサーが大きく感度が高いので、ガイド星も容易に見つかりました。この組み合わせなら、春の銀河をオフアキ装置で快適に撮影することができそうです。

なお、オートガイダーとして用いる場合は、フランジバックの短い非冷却タイプがおすすめです。また、QHY CCD社からも同じセンサーを用いた「QHY5III-174M」が販売されています。StarlightXpress社のUltraStarより若干安いので、これからオフアキ用のオートガイダーを考えられている方には、選択肢の一つになるのではないでしょうか。

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