星空日誌「つぶやき」

ウィルタネン彗星の観望・撮影機材

これから2019年1月中旬にかけて、ウィルタネン彗星(46P)が見頃になると予想されています。

ウィルタネン彗星が最も明るくなるのは12月中旬で、この頃の予想光度は3等台後半〜4等程度の明るさになると言われています。今年はじめの予想光度は3等級でしたので、ややトーンダウンした感じですが、今年を締めくくる天文イベントになりそうですね。

双眼鏡

ウィルタネン彗星の姿を確認するには、双眼鏡を用意しましょう。彗星の場合、肉眼等級と言っても、淡く広がっているため、実際に肉眼で観察するのはなかなか難しいものです。双眼鏡があれば、発達した尾も確認できるかもしれません。

ウィルタネン彗星を撮影する場合は、明るい光学系が有利です。彗星撮影には、200ミリ前後のカメラレンズが便利ですが、500ミリ前後の望遠鏡も、拡大して撮影できるので、迫力ある写真を撮れるでしょう。

彗星

4等級の彗星というと、2013年冬の「ラブジョイ彗星(C/2013 R1)」を思い出しますが、この彗星を焦点距離500ミリのタカハシε-180EDとフルサイズデジカメで撮影すると、上の写真のように写りました。この写真だけを見ると、大彗星のように見えますね。

ところで、ウィルタネン彗星は、12月16日に、おうし座のすばる(M45)に接近します。接近時の両者の距離は約3.5度なので、視野の広い双眼鏡なら、二つの天体を同視野に捉えることができるでしょう。

すばる

すばるとウィルタネン彗星を撮影する場合は、200ミリより画角の広いレンズがお勧めです。上は、フルサイズデジタル一眼レフと焦点距離200ミリのカメラレンズの画角です(ステラナビゲーター10にて作成)。

また、12月19日〜20日にかけては、カリフォルニア星雲と接近します。すばるとの接近に比べると、やや距離が離れているので、150ミリより短いレンズが必要になりますが、彗星の青緑と星雲の赤のコントラストが映える写真に仕上がりそうです。

IC1805とIC1848

月が大きくなってきたので、新月の撮影時期はそろそろ終了ですね。

この新月期に何回か八塔寺に撮影に出かけましたが、快晴の天気予報でも途中で雲が空を覆ってしまうなど、なかなか予定通りに撮影が進みませんでした。

逆に天気予報が悪いときに出かけた方から、「一晩中、快晴だった!」と聞いたりしましたので、天気予報よりも自分の勘を信じて出かけた方が良かったのかもしれません。

IC1805とIC1848

上の写真は、コーワのテレフォトレンズとフルサイズデジタル一眼レフカメラで撮影した、カシオペア座のIC1805とIC1848の写真です。

昔から人気の高い、秋の定番の撮影対象ですね。途中で雲に覆われたため、13枚という中途半端な撮影枚数になってしまいましたが、淡い部分まで写ってくれました。

八塔寺の合同観望会

八塔寺星を観る会では、月1回、望ヶ丘キャンプ場で観望会を実施しています。11月の観望会は、初の岡山アストロクラブとの合同観望会として、昨晩、行われました。

八塔寺観望会

上の写真は、機材設置中のスナップ写真です。この後も続々と天体望遠鏡が集まり、会場全体に望遠鏡が林立する様子はなかなかの迫力でした。

岡山アストロクラブは岡山県下最大規模の天文同好会だけあって、とても多くの天文ファンが集まり、現地はスターパーティさながらの盛り上がりでした。

夜空

昨夜は時折、雲の通過があり、少し残念な空模様でしたが、現地では、初めてお会いした方や約10年ぶりに再会した方と話がはずみ、時が経つのもあっという間でした。現地でお世話になった皆様、ありがとうございました。

ちょうど、おうし座流星群の活動時期だったため、明るい流星をいくつか確認することができました。火球クラスも確認できましたので、今年は例年に比べて活発なのかもしれません。おうし座流星群の活動時期はしばらく続きますので、夜、晴れていたら、流れ星を探してみてはいかがでしょう。

シャーク星雲とvdB152

八塔寺で撮影した「vdB152とシャーク星雲」の写真をデジカメギャラリーにアップしました。

シャーク星雲

ケフェウス座に存在するこれらの星雲は、どちらも非常に淡いですが、形が面白いですね。

淡い天体なので、F値の明るいε-180EDで撮影した28枚を重ね合わせましたが、それでも若干ノイジーです。滑らかに表現するなら、50枚ぐらいは撮りたい対象ですね。

ビクセンSXP2赤道儀

先日、協栄産業大阪店で、ビクセンの新しい赤道儀「SXP2赤道儀」の実機に触れる機会がありました。従来のSXP赤道儀は、エンブレムを見なければ、SXD2と見分けにくかったのですが、SXP2は一目で上位機種とわかりました。

SXP2赤道儀は、極軸支持部分がAXJ赤道儀と同じ構造になったため、外観もがっしりした印象です。少し触ってみましたが、確かにSXPに比べて安定感が増したように感じました。

SXP2赤道儀

また、赤経軸のクランプフリー時の動きが、SXPでは非常に軽かったのですが、SXP2では少し粘りのあるような動きに変わっていました。AXD赤道儀と同じような感じですね。ベアリングの変更によるものでしょう。

電源を入れて動作を確認させてもらったところ、ベルトドライブが採用されたことにより、駆動音が静かになったように感じました。と言っても、モーターの駆動音は響きますので、劇的な変化というほどではありませんが、静かな場所ではまた違う印象を受けるかもしれません。

SXP2は、新型カーボン三脚ASG-CB90に載せられていました。軽くて強度も高い三脚という触れ込みですが、脚部は細く、やや不安に感じます。ただ、メーカー曰く、AXJ赤道儀を搭載できる十分な強度があるということですので、実用上は問題ないのでしょう。

前作SXP赤道儀は、SXDからの買い替え需要も大きく、望遠鏡業界では希に見るヒット商品でした。SXPは今でもユーザーの満足度の高い機材ですので、SXP2赤道儀に買い換える人はそれほど多くないのではないでしょうか。価格も高くなりましたので、SXP2が今後どう評価されていくか気になるところです。

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