星空日誌「つぶやき」

タカハシ FC/FSマルチフラットナーを購入

先週水曜日までは「今年の西日本は梅雨が来ないのかな。」と思うほどの晴天でしたが、今は雨の日が続いています。今日は新月で絶好の天体撮影シーズンなのですが、晴天は全く期待できそうにありません。

天気が悪いと、ついつい機材に関心が向かいますね。以前から増税前に手に入れておこうと思っていた、タカハシの「FC/FSマルチフラットナー 1.04x」をとうとう購入してしまいました。



FC/FSマルチフラットナーは、2018年8月に発売された補正レンズです。現行機種のFS-60CB、FC-76D、FC-100Dだけでなく、生産が終了したFSシリーズや、旧FCシリーズにも使用できるフラットナーレンズです。

購入後、早速、箱からフラットナーレンズを取り出したのですが、想像していたより小さく感じました。鏡筒径の太いFS-128FやFS-152に付けたら、アンバランスのような気がします。



生産が終了した、タカハシ 76Dフラットナーと並べて写真を撮ってみました。筒の直径はほぼ同じですが、全長はマルチフラットナーの方が短いですね。

次に販売価格を比べると、税抜き15,200円だった76Dフラットナーと比べ、FS/FCマルチフラットナーは、税抜き21,000円と38%程高くなりました。更に、マルチCAリングを機種ごとに別途購入しなければなりません。35ミリ判のフラットナーレンズとしては、若干、価格が高いなという印象です。

このフラットナーレンズは、タカハシ製の望遠鏡用ですが、2枚玉アポクロマートは収差特性が似ていることが多いので、工夫すれば、他社製屈折望遠鏡にも使用できるかもしれません。梅雨が明けたら、FC/FSマルチフラットナーを使って、夏の星雲星団を撮影してみたいと思います。

迷人会キャンプに参加

先週末は、昨年11月に引き続き、和歌山県白浜で開催された、大阪あすとろぐらふぃ〜迷人会の夏キャンプに参加させていただきました。

3日間の日程のうち、都合で1日しか参加できませんでしたが、岐阜県や愛媛県から来られたゲストの方々ともお会いでき、楽しい一日を過ごすことができました。お世話になった皆様、ありがとうございました。

キャンプ

私が参加した日は、朝から晩まで画像処理三昧の一日でした。前回と同じく、3班に分かれ、青い馬星雲と呼ばれている「さそり座のIC4592」がお題です。この星雲は淡いので、なかなか処理が難しいのですが、皆さん、試行錯誤しながら、上手に処理されていました。

後ろから画像処理を拝見していて、上手な人ほど、丁寧にカブリ処理をされていたのが印象的でした。カブリ処理は、PhotoshopCCのグラデーションマスクを適用したレベル補正レイヤーで行なわれていましたが、4〜6枚以上のレイヤーを使って処理されていました。

画像処理の他には、迷人会メンバーの方が自作されたという、ハーモニックドライブ赤道儀に眼が留まりました。塗装はされていませんでしたが、とても完成度が高く、是非動くところを見たかったのですが、製作者の方が不在だったのが残念でした。次回は、製作者のお話を聞きながら、実機を触らせていただければなと思います。

迷人会キャンプの後、御坊市に立ち寄って帰宅しましたが、国道42号線を走っていると湯浅醤油という大きな看板のお店が目に留まりました。

ソフトクリーム

工場見学に参加して、醤油樽の大きさに驚いた後、喫茶スペースで醤油ソフトクリームが売られていました。早速食べてみると、濃厚で紅茶のような深い味わいのソフトクリームで、大変美味しかったです。和歌山は海の幸はもちろんですが、有田みかんや湯浅醤油と美味しいものが沢山ですね。星だけでなく、釣りや観光でも訪れたいと思います。

冷却CCDカメラで撮影したアンタレス付近

冷却CCDカメラで撮影した「さそり座アンタレス付近」の写真を、ギャラリーにアップしました。

アンタレス付近

アンタレス付近は毎年のように撮影していますが、最近はデジタル一眼レフカメラで撮影する場合が多かったので、冷却CCDカメラを使用してこの星域を撮影したのは、約8年ぶりになります。

デジカメに比べると、LRGBの撮影から画像処理まで時間も手間もかかりますが、暗黒帯の階調やディテールの表現は、やはり冷却CCDの方が優れているように思いました。違いをうまく表現しにくいですが、冷却CCDカメラの方が、より上質な元画像を得られるという印象です。

笠井トレーディングのBLANCA-150SED

先日、笠井トレーディングから、口径15センチの2枚玉アポクロマート「BLANCA-150SED」が発売開始されました。株式会社オハラのFPL-53ガラスが使用されていて、398,000円(税抜き)とリーズナブルな価格なので、注目を集めているようです。

BLANCA-150SED

口径15センチの2枚玉EDアポクロマートと言えば、国際光器が販売しているAPM社製のZTA152鏡筒が思い浮かびます。こちらは、FPL-51採用のレンズで、433,334円(発売開始当初は398,000円でした)です。収差特性図を比較してみると、BLANCA-150SEDの方が色消し性能は一段上でしょうか。

気になるのは実際の見え味ですね。星祭りなどで見かけたら、是非、星像を確認してみたい鏡筒です。

高橋製作所のレア望遠鏡

タカハシFSQ-130EDの受注終了の報を聞いて、高橋製作所の過去の天体望遠鏡を思い返してみました。すると、個人的にレア望遠鏡とも呼べる製品(市販品)がいくつか思い浮かびました。

まず、3枚玉アポクロマートシリーズの一つ、FCT-65鏡筒です。FCT-65は、FCTシリーズの最小口径です。FCT-76は今でも実機を見かけることがありますが、FCT-65は見たことがありません。

当時の価格は、FCT-65が142,500円のところ、FCT-76が159,000円と、価格差が小さかったので、FCT-65は人気がなかったのかもしれません。

タカハシが製造した唯一のシュミットカセグレン鏡筒「TSC-225」も珍しい望遠鏡でしょう。セレストロンやミードのシュミカセがF10のところ、F12という余裕のある設計で、今でもコレクターから人気のあるモデルです。鏡筒の後側に換気口が設けられていたのが特徴でした。

タカハシ FC-100N

タカハシの屈折望遠鏡「FC-100N」は、FCシリーズの中で唯一の長焦点F10モデルで、眼視観望派には今でも人気の高いモデルです。上は1992年当時の協栄産業の広告ですが、この時は、ビクセンのSP赤道儀とセットで台数限定で販売されていました。今なら購入したい人もいるかもしれませんね。

こうして思い返してみると、高橋製作所は過去に様々なタイプの鏡筒を製造していますね。きっとこれらの試みが技術の積み重ねにつながり、現在のTOAシリーズやFOA-60のような、他に類を見ない高性能機の開発につながったのでしょう。

FSQ-130EDの受注終了は残念ですが、今後も魅力的な新製品が発表されるのを楽しみにしています。

星空日誌メニュー

お勧め天文・写真書籍
Ranking Banner


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
最新の記事
Calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
プロフィール
archives
Links
others
mobile
qrcode